MMのひとりごと

とある地方住みオタクの雑記

ミュージカル「王家の紋章」4/12 マチネ/再演開幕!研ぎ澄まされたイズミル王子

ついに始まりました!王家の紋章再演!

 

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私にとっての初日は昨日4月12日でした。

後から勢いで取ったチケットなので、2階席のかなり後ろの方でしたが、初見なので全体を見渡せる席でよかったかもしれません。

 

 

懐かしさと新しさと。

 

そんなシーンでもないのに目頭が熱くなってしまったり。

すごく、帰ってきた!という気持ちになりました。

 

 

 

 

 

 

 

初見ということで、初演からの変更点について触れつつ感想など。

後半はおもに宮野さん演じるイズミル王子についてです。

 

 

他キャストさんについても語ろうかと思ったのですが、まだまだ公演は続くのでまた別の機会に。

 

 

初演からの変更点については、大きなものから小さなものまで色々。

 

少女漫画!!ミュージカル!!

 

という印象が強くなったと感じました。

 

 

無くなった部分で言うと、

 

 

 

ルカがキャロルの側近になるくだり

 

ミヌーエ将軍がアイシスに愛を告白しビンタされるシーン

 

下エジプトに帰るというアイシスをイムホテップが説得するシーン

 

腕ポキ

 

 

 

などなど。

 

 

よりメンフィス・キャロル・イズミルの三角関係にスポットが当たっているように感じました。

その分出番の減ってしまったキャラも多いのですが、私はこの構成の方がすっきりわかりやすくて好きです。

ミタムン王女の焼かれるくだりもだいぶコンパクトになった気がしました。

 

ただ、ウナスとルカのコンビがすごく可愛くて好きだったので、ルカが側近にならなかったことでテーベの街に出た時のやれやれ…というような二人のダンスが見られなくなったのは残念ではありましたね。

 

 

 

腕ポキ(メンフィスがキャロルの腕を強引に引っ張って骨が折れてしまうシーン)は

「腕が……折れた……」

というセリフで説明しないと分かりづらいとは言えやっぱりちょっと笑いそうになってしまうし、特にときめきポイントも無い気がするのでカットなのは納得してしまいます(笑)

しかもあの後わりとすぐ楽しそうに街に出てましたし。

 

キャロルはメンタルもフィジカルもゴリラかよ!

 

とつっこみたくなるシーンで私は好きでしたけどね。少女漫画はつっこみどころがあってこそだと思っているので。

 

 

 

腕ポキの代わりなのか、メンフィスがキャロルに「私を見て初めて笑ったな。もう一度笑え」と言うシーンが追加。少女漫画〜!

 

新妻聖子さんもインタビューで触れていましたが、このシーン、メンフィスの純粋な少年っぽさが出ていてキュンポイントなんですよ。腕ポキより断然こっちですね!(笑)

 

 

 

大きな変更といえばエンディングも。

 

初演ではオープニングと同じようにアイシス様のナレーションで締める形で、これからまだまだ物語が続くという先を感じさせるエンディングでしたが(これで…終わりなのか…?と最初はちょっと戸惑った記憶があります)、今回はすごく

 

大団円!

 

という終わり方でした。すごくミュージカル!

わ~!となって終われるので楽しい。前回のもシブくてあれはあれで好きでしたが。

 

 

 

 

そういえばこの回、生ものならではのハプニングもあったんです。

 

メンフィスが、侵入したヒッタイト兵からキャロルを助けたシーン。よろっと倒れかけたメンフィスの頭から王冠(?)が外れて落ちるという出来事が。その後拾って自分でつけようとしたのですがうまくいかず、投げ捨てるという一連の流れ、タイミング的に全く違和感はなかったし、仕草もメンフィスそのものだったのでそういう演出かと一瞬思うくらいでした。

 

私の目は節穴なのでいつの間にか元通り頭に付けられていましたが。誰も動じずに素晴らしい連携プレイだったのでしょう。

レアなものが見られました。

 

 

 

 

 

ここから先、ほぼ宮野さんです。

 

 

 

 

宮野さん、すごく努力したんだろうなあというのが伝わってきました。歌にしても一つ一つの仕草にしても、削ぎ落として削ぎ落として磨いて、研ぎ澄まされたような感覚。

 

 

さすがヒッタイト王子、鉄の精錬かよ。

 

 

いや、鉄の製法なんて知りませんけど…

全てキャロルが教えてくれた…

 

 

「囁き」なんて本当に囚われてイズミル王子の世界にいざなわれてしまいそうで。あの歌、宮野さんの声質が最高に活きてるんですよね。

そこからの「略奪」で全身の血が沸騰する感覚は変わらず。イントロ始まった時のドヤ感たまりません。

 

 

まさにイズミル・オン・ステージ

 

 

聴いていて、見ていて気持ちがいい。

 

 

初演の時はわりと初めからボルテージ高く歌っていた印象でしたが、今回の再演では抑えて抑えてじわじわ〜と上っていくような表現に感じられました。

 

 

宮野さんが雑誌のインタビューで、

「歌=モノローグ」「歌だからこそ本当の想いが吐き出せる」

というようなことを言っていたのがすごく印象に残っていて。ミュージカルではお客さんがそこを覗き見てる感じなのだと。

確かに、ミュージカルってそうだよなあ…とものすごく腑に落ちました。

特に宮野さんのイズミルを見ているとその言葉に納得しかできないんですよね。

 

 

先ほど「削ぎ落とす」と表現しましたが、宮野さんに無駄が多かったとかそういうことではなく、単純に動きが多かったり大きかったりするので。

今回はより王子らしい余裕が見えた気がして、本当に素敵でした。

ちょうどよく肩の力が抜けているのかもしれないですね。

 

 

正直なところ、宮野真守イズミル推しとしては歌唱シーンは特に興奮で脳みそパーン\(^o^)/なっているので、ここのニュアンスが〜とか、細かいところに注目できていませんし、そもそも目も耳も肥えていないので完全に素人感想でしかないのでその辺りはご容赦ください。

 

それでも初演から進化しているのは明確にわかりました。

成長するなんて口で言うのは簡単ですけど、それを本当に実現できる宮野さんは本当にすごい。

 

 

この人を好きになって、応援できていることを心から誇りに思います。

 

 

 

 

そしてイズミル王子の新たな衣装、つまりはニューおべべ

なんですかあれ!

 

しばらくの間、語ろうとしても出てくるのは

 

すごく…えっち…

 

という言葉だけ。

 

 

語彙力が少し戻ってきたので語りますね。

 

すごく…えっち…

 

 

はい。

確かに原作でも着ていましたが、部屋着のようなものなんですかね?あのおべべでヒッタイトの城で過ごしているなんて信じられない!決して露出が多いわけではないところもポイントです。

あんなえっちな王子がいたら、ヒッタイト兵もお付きの人たちも変な気を起こしてしまう…

 

緩く結った長髪を横に流しているあの髪型もまた色気を醸してるんですよね。たまらん。

 

王子の身が心配なので、城の中だからといって安心しないでもっと着込んで!

自分の色気が危険だと自覚して!

 

 

めちゃくちゃシンプルなんですよね。特に装飾品も付いていなくて。

あれが似合う人、限られてると思います…

スタイルも良くないと絶対に着こなせない…ヘタすると占いババアみたいになってしまう…

 

 

さらにあのえっちなおべべであのムチさばきですよ。勘弁して…

 

すごく…えっち…えっちだ…

 

 

 

 

 

それにしても宮野さん、ムチさばきめっっっっっちゃくちゃ上手くなってました。

 

きっとすごく練習を重ねたんだろうなあ。様になりすぎ…

あんなの何かに目覚めてしまう…

 

 

すごく余裕も感じるようなムチさばき。王子×ムチという時点でエロすぎるのに、より色気増し増し。

 

いいわぁ…(^q^)もっと…もっとちょうだい…

 

 

 

 

 

 

 

ところでヒッタイト王は何をしてるんですかね?初演というか原作の時点からイマイチ何をしているのかわからないヒッタイト王ですが、ミュージカルではミタムン王女が焼かれてしまうくだりで「父と兄が許さんぞ!」みたいに歌っているのに…

 

王子はがんばってるよお父さん…

 

まあ登場しても特にやることないというかゴチャゴチャするだけなんですけどね。

 

 

そんなことはどうでもいいんですよ!

 

 

 

 

 

 

 

次の観劇はちょうど2週間後。新妻聖子さんのキャロルも見られるので楽しみです。

 

 

 

あ、最後に。毎公演恒例(?)シークレットチャームのコーナー!

 

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今回は〜?

 

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ライアン兄さん!!

 

 

ことごとくメインが出なくてこれはこれで面白い。

 

 

 

それでは!