MMのひとりごと

とある地方住みオタクの雑記

【感想】『ウエスト・サイド・ストーリー』season1 (11/9昼)/America そこに“生きる”リアリティ

3日ぶり2度目の豊洲マンハッタン。

過去にはないような間隔で遠征してしまいましたこんにちは。

 

 

前回の感想ブログではほとんどまともな話が出来ておらずあまりにも気持ちの悪いオタクの感想だったので、今回は真面目にちゃんとした感想を書きたいと思います!これでもめちゃくちゃ色々考えてるんですよ!

 

なのでこの1週間ずっとぐるぐる考えてた人物やストーリーの現段階での個人的解釈やトニマリちゃんかわいいよ!な話をしたいと思います。

 

 

いや本当に、ずっとウエストサイドストーリーのことを考えてるんですけど、観終わった直後とかではなくこうして思い返してる時の方がめちゃくちゃ楽しいというか好きだーーーーーー!ってなってるのなんなんでしょう…あまりに毎日ハッピー浮かれポンチって感じのオタクになってるので、もうそろそろすべてが妄想で自分の妄想の中のウエストサイドストーリーに心奪われているのでは…?と軽く自信をなくし始めたので早く実際に観て“最高”を確かめたいです。

 

 

今日も仕事中にきいちゃんマリアの初日か〜〜〜と思うとドキドキソワソワして仕方なかったんですよ…なんなら今も明日の宮野さんきいちゃんペアの初日のことを思ってドキドキで壊れそうです。私は何なんだ……ハア……楽しみだな……

 

 

 

 

あと一応タイトルに該当公演の日付を入れてますが、その公演の感想というかその公演を経た今の感想という感じだと思ってもらえれば…では行きます!

 

 

ダブルキャストはこちら。

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水田さんのベルナルドはお初!ということで簡単な第一印象から。

まさに“伊達男”という言葉が真っ先に浮かぶような男前。ダンスパーティーの衣装似合いすぎててスーツ着たまま生まれてきました?なんとなく話し合いで解決できそうな雰囲気もあるがどうなんだろう。

 

 

 

 

 

 

 

座席は後方のやや下手寄り。肉眼で表情までは追えませんが、やっぱり後方は回ってる感を感じられて楽しいのと、この位置でないと見えないものが間違いなくあるので私は好きです。

 

 

今回はオペラグラス解禁して表情見まくったので、初日とは全く違う景色がそこにありました。それがあったからか、この回めちゃくちゃ泣いてしまったんですよ。こんなに心が震えることがあるのかってくらい。

 

もしくは、ストーリーを全て知った上で観たのはこれが初めてだったからかもしれません。

 

終盤、マリアとアニータが歌で気持ちをぶつけ合うシーン。引くほど泣きました。元々そんなに涙もろいわけではなくむしろ涙腺は固い方だと思ってるので、自分でもどうした!?と戸惑うほど。まだこの辺りの感情は自分でも理解できていません。

 

 

 

 

いや〜〜〜〜アニータ本当にいい女……

樋口さんのアニータがまた表情豊かで格好良さだけでなくお茶目さも見えて本当に魅力的。『America』が大好きなんですけど、歌とダンスが半端なくて樋口アニータに釘付けになってしまう。

 

 

 

小野田リフがトニーにダンスパーティーに来てくれるよう頼むシーンの、捨てられた子犬のような表情にちょっとキュンときてしまったりなどしました。そう、そのリフについて。

 

私のすぐ後ろに座っていた二人組が休憩中に喋っていたのを聞いていたのですが、「トニーに頼りきりで腰抜け感がすごい」「ナイフを自分から出しておいて結局負けてる」こういう話をしてたんですね。私はそういうふうに考えていなかったので、へ〜〜〜〜〜確かにそう言われてみればそうも見えるのかもしれない!面白い!となって改めて考えてみました。

 

普段はJetsを束ねるリーダーで冷静に諭す場面もあったり父親っぽさすらある。でもトニーの前でだけは等身大で、情けない顔も見せるし甘えてしまう。そんなリフが私はめちゃくちゃ愛しいな〜と思うんですよね。トニーがJetsを抜けたことで不安な気持ちがあるのかもしれない。リフは孤児だと言っていたので、ずっと一緒にやってきた“兄弟”を引き止めておきたい気持ちがあるんじゃないかとか。

ナイフを取り出したのも、トニーが侮辱されたことが許せなかったからで、それだけトニーの存在がリフにとって大きかったのだろうなあとわかります。

もしかしたら上山さんのリフだとまたイメージが違うかもしれないし、宮野さんのトニーだからそう見えるのかもしれません。その辺りはまた上山さんのリフを見てから語ろうと思います。

 

個人個人だけでなく組み合わせでの楽しみもあって考えてるだけでわくわくが止まらない…!

 

 

 

そして笹本マリアのま〜〜〜〜〜可愛いこと。前回も少し書いたのですが、想像の何倍も可愛かったんですよ。もっと大人っぽいのかな〜と想像していたので。純粋で清らかで強い女の子。

 

『I Feel Pretty』が最近はずっと脳内でかかってるんですけど、世界一かわいいよ!って言いたくなりますよあれは…あんなかわいい子います?

ダンスパーティーでの最初のキスで背伸びしてるのが本当にたまらない。

 

背伸び……ハッ

 

ここで気づきました。確か笹本さんよりもきいちゃんの方が背が低かったはず!そして調べるオタク。

 

笹本玲奈さん165センチ

北乃きいちゃん158センチ

 

思ったより差があるぞ!7センチって結構ですよね。キスシーンどうなるんだろうっていうのが今めちゃくちゃ気になっています。笹本マリアでさえ背伸びしてた上に宮野トニーも微かに左脚曲げてたんですよ。ちなみに

 

宮野真守さん182センチ

蒼井翔太くん174センチ

 

男女カップルの理想の身長差は一般的に15センチと言われているようです。つまりは、宮野笹本ペア、蒼井北乃ペアがそういう意味ではバランスがいいのかもしれない。でも24センチ差の宮野さんときいちゃんペアも絶対かわいいですよね…!くぅ〜〜〜〜〜〜〜

 

そういえば王家の紋章の時のキスシーンはどうだったかな〜と思い出してるんですけど。あの時は新妻聖子さんが156センチで宮澤佐江ちゃんが165センチだったので今回の2人と差は大体同じくらい。なぜもっと意識して見なかったんだ私!ただイズミルさんはあの長いローブ衣装でしたから、あの中で脚がめちゃくちゃカッコ悪い曲がり方になってても気づかないわけですよね。今回はバッチリスーツですから。注目してみようと思います!

 

 

 

話が逸れてしまいましたがもう少しマリアの話をしますね。

 

マリアってあれが初恋だったのかな〜と思うのですが、だとしたら色んなことがおそらく初めてだったわけで、なんかね、ッッッッッカーーーーーーーッ

 

あんなに清らかで純粋な女の子が、罪を犯してしまった愛する人をそれでも愛し受けとめて、共に生きる覚悟を決める。それは罪を共に背負うということ。

好きで好きで楽しくて仕方ない!という幸せの絶頂の時ではなくて、そんな悲しみや不安の入り混じる中、トニーと夜を共にしてしまう、その背徳。何度も言うようですけど、あの清らかで純粋な子がですよ!ッッッッッカーーーーーーーッ

 

 

はっきり言います。性癖です。

 

マリアという女の子があまりにも刺さりすぎる…

 

いやストーリーのことを考えるとあまりにもしんどいのですがね…

 

 

トニマリちゃん……幸せになってくれよ……

 

 

 

あのブライダルショップでのマネキン遊びがも〜〜〜〜〜可愛すぎてキャッキャしてて可愛すぎてキレ散らかしそうなんですけど、はぁ……トニマリちゃん……

 

もうずっとトニマリちゃんのことばっかり考えてるんですよ…

 

 

トニマリちゃん……(限界オタクの鳴き声)

 

 

 

 

そういえばまた私の後ろの席にいた人の話ですけど、例のシーンで突然登場したベッドに思わず「えっっっっ」という声が漏れててめちゃくちゃ面白かったです。気持ちはわかる…わかるぞ…

 

 

 

 

ではようやく我らが宮野トニーの話に移ります。

 

もう私は本っっっっ当に初っ端のリフとのやりとりがめちゃくちゃ好きなんですよ。特に好きなのは、「一生兄弟 でも一生後悔するかもな」の流れるような台詞回し。その前の「10時な」の辺りから好きなんですけど、この自然なテンポ感がリアリティを生み出しているし、リフと今までずっとこうやってきたんだなという関係性があの少ないやり取りだけでも伝わってくるんですよ。そこに息づいている、生きている。

 

私はまさに宮野さんのこういうお芝居が好きで、宮野さんを好きになったきっかけでもあるのです。例えば悲しみの叫び、狂気、絶望。そういうわかりやすい激情はもちろんですが、私はそれ以上に自然なやりとりや何気ない発言を本当に自然に何気なく表現する宮野さんのお芝居に何よりも魅力を感じています。それはまさに宮野さんがポリシーとしている“役を生きる”そのもので、そこに一つの命を感じるんです。宮野真守ではない、別の命を。

 

 

 

初日を終えた宮野さんがラジオでこんなことを言っていました。(要約してます)

 

 

あの瞬間トニーとしてステージ上で生きていたので、自分がどんな顔をしてたかどんな風に喋ってたのか歌っていたのか覚えていない

目の前の出来事に、マリアにリフにベルナルドに一つ一つにリアクションしていた

まさにこれがトニーとしての人生

 

 

 

ああ、私の大好きな宮野さんだ。

 

 

 

マリアへの愛しくてたまらないという表情、柔らかい声色。失ったものへの悲しみ、絶望、怒り。全てはあの場所で生まれたもので。器用に見えて不器用な、宮野真守という表現者が好きで好きでたまらない。

 

 

これからもその生き様、見守らせてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に。

公演プログラムを家族に見せたのですが、母が宮野さんのページを見ながら「オーラがある」「めちゃくちゃスター」だと絶賛してくれてゴキゲンですよハッピー!

そして父が表紙を見ながらこんなことを言ったんです。

 

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ジーパンのポケットが破れてたり擦り切れてるのは不良がポケットに手を突っ込むからかな、と。

 

その発想はなかった!!!すごい!!!それを表現してたのか!?

真相はわからないけどそれだ!!!!と思ってしまいました。

 

もしかしたらただデザインとしてかっこいいからなのかもしれないし、もしかしたら貧困を表しているのかもしれない。けれど、父のこの言葉がなければこの表紙について考えを巡らせることはまずありませんでした。(中身にしか興味がなかった)

 

 

やっぱり違う考え方や発想を持った人の話を聞くのは本当に面白い。

 

 

 

 

 

というわけで終わります!

 

結局今回もストーリーや演出の話がほぼできてない!なぜだ文章に計画性がなさすぎる…次回こそは…

 

 

 

 

 

ここまで読んでくださってありがとうございました!