2019年の仕事を納めた解放感でいつもとは違う心持ちで向かった今回。
この写真からも浮かれた様子が伝わってくる。
そんなこんなでようやくここまでたどり着いたウエストサイドストーリー感想。
今回は感想と合わせてWベルナルドのお二人の話をしようかなと思っております!
今回の出演者はこちら。
なんだかとても久しぶりな気がする笹本マリアさん。
すごい。とにかくすごかった。
この記憶ばかりが残っています。
席は後ろから3列目。それでもこんなにも心を動かされたのだから、どんな場所だろうと伝わるものは伝わるんだなあ。
とんでもなく安定感のある組み合わせでありながら、毎回違ったアプローチで遊び心まで感じる(特に中河内さん笹本さん)、そんな組み合わせ。いつも楽しませていただいていました。
久しぶりに宮野さん笹本さんペア回を観たのですが、2人ともスラッッッとしてるから並ぶとめちゃくちゃ絵になるな~~と今さら感動してしまいました。後ろ姿とかめちゃくちゃ綺麗。あとやっぱり身長差が黄金比。
そして今回のボロボロのチノを見たコンスエロちゃん「そんな格好で迎えに来ないでよね」
それは本当にそう。
しかし笹本マリアさんと樋口アニータさんの組み合わせは見納め…ウッッッッ寂しい…
歌の掛け合いは圧倒的にこの2人が強いんだな~~~~この回も本当にすごかった。
笹本マリアさんは歌の説得力が本当にすごくて、掛け合いではアニータと歌で本気でぶつかり合って最終的には気持ちを動かすわけですが、笹本マリアさんの歌にはその力をめちゃくちゃ感じるんですよね。歌の説得力があのシーン自体の説得力になってるというか。
ではでは、今回はベルナルドについてお話しようと思います!
ベルナルドは所謂チンピラではあるんですが、持っている雰囲気だったり女性のことを「レディたち」と呼んだりするのを見ていると、なかなか育ちはいいのでは?という気がします。
最初のブライダルショップのシーンがなかったらもっと印象は違ってたんだろうなあ。ほとんど父のような目線で妹を溺愛しているベルナルド。あそこがあるからこそ、決して争いが好きなわけではなく大切なものを守るために戦ってる人なんだとわかるというか。
それでいて恋人とは対等な関係で本音でぶつかり合えるパートナー。屋上でのシーンも、ただただみんなの前で喧嘩しているというわけじゃなく、冗談も交えながらの愉快な言い争いで。本当に素敵な関係性ですよね。
ただアニータと最後に会話したのがその喧嘩だったというところが本当にしんどい。
リフを刺してしまった時の絶望の表情、自分がしてしまったことへの後悔、そういうものがぐるぐるしてしまって身動きが取れなくなってしまったベルナルドがすごく人間味があって好きでした。
ここからはWベルナルドのそれぞれの印象について。
中河内ベルナルド。
最初に見た時は、すごくダンディでありながらもパッと見では誰よりもヤバそうな雰囲気だなあと思っていましたが、何度も見ているうちにダンスや所作の美しさに気づいたり、ドレス姿のマリアへのデレッッッデレの表情、屋上での喧嘩の時のお茶目さなど、気づけば大好きになっていました。
シュランクがタバコをポイ捨てした時の「おいおい…」というような仕草もそうですが、細かなところからベルナルドの本質が伝わってくるようで。
中河内さんのお芝居からも遊び心が感じられ、シリアスな中でもほっこりする瞬間もあって、とってもお芝居が好きな人なんだろうなあという印象を持ちました。
目で追うのがとても楽しかったな〜〜〜!
水田ベルナルド。
甘いマスクにクールな雰囲気、スラッとしたスタイル。伊達男!色男!
紫のシュッとしたスーツが似合いすぎる。
フェミニスト感は出ているものの怒らせたらめちゃくちゃ怖そうなんですよね。冷静に見えてあれで誰よりも血の気が多そうという勝手な印象がありますが、実際目の奥がギラッとなる瞬間がめちゃくちゃかっこいい。敵に回したくないナンバーワン。
カーテンコールでの登場でアニータと手を繋いで階段を降りてくるのも印象的で、ああいうところからは普段の紳士的で優しいところが見えるんですよね。でも必要とあらば非情なこともできてしまう、そんな雰囲気のあるどこか危ういところも魅力的でした。
ベルナルドって本当いい男だな〜〜〜〜〜
初めてステアラ裏の川沿いの道を通ってみました。
マンハッタンじゃん!
公演後のテンションだとマンハッタンの夜景じゃん!って幻覚が見れるのでおすすめ。これはジェネリックマンハッタンですよ。
公演後に豊洲駅まで歩く人みんなもっと通ろうぜ!って思ったのですが、めちゃくちゃ寒いしなぜかこんな時間でも釣りしてる人いるし本当に誰も通ってないので気をつけてね!という話。
では、ここまで読んでくださってありがとうございました!