MMのひとりごと

とある地方住みオタクの雑記

ポマター先生の幸せについて考える会

ようこそいらっしゃいました。こちら第35回『ポマター先生の幸せについて考える会(一人喋り)』でございます。ちなみに過去の34回では一度も答えは出ませんでした。では今回も始めたいと思います。入場退場ご自由にどうぞ。

 

 

というわけでね、語っていきたいんですけども、まずポマター先生はなぜ幸せを感じられてないのか?という点。

 

「あんまり幸せじゃない」と明かしたポマター先生ですが、それはなぜなんだろう。

これはジェナの物語なので、彼がどういう人生を歩んできたのかについて多くは語られていないし、それについて私たちが知ることはないのだろうなあ。演じる宮野さんは色々聞いたりして役を作り込んでいたようだけど、我々はもうそれをどれだけ感じ取れるか、ってことですよね。オッケーです!

 

「神経過敏なところがある」と、そう言っていましたよね。ここで言う神経過敏というのは、少しのことでも気にかかって気持ちが不安定になるということだと思うのですが。ジェナとの出会いのシーンを思い出すと、確かにちょっと挙動不審気味でしたよね。担当医が変更になってジェナに嫌がられているのではないか、という不安からくるものなんだろうなあ、おそらく。そういう性格から、日常生活においても色々とストレスを感じていたのかもしれない。

ジェナといると落ち着く、ということは、奥さんといる時はそうじゃないってことですよね。ただ、ほんの少しだけ登場した奥さんを見るに、アールとは違って人格的に問題があるわけではなさそうなんですよ。そうじゃなかったらジェナも別れを切り出すことはなかったかもしれないし。あくまで仕事中の様子しか分かりませんが、しっかりした人と言う印象でした。神経過敏で優しい夫としっかり者の妻。家庭では主導権を握られていたり、色々と行動を制限されていたり、しっかりしなさい!なんて叱られることもあったかもしれない。

 

誰のセリフか忘れたけども、「この世の幸せを感じるようなことをすべて諦めたら100歳まで生きられる」みたいなセリフに、なるほどな~と思ったんですよ。ポマター先生もジェナと出会わなければそういう人生を歩み続けることになっていたのかもしれないなって。甘いものは好きだけど糖質制限をしていて、でもついジェナの作ったパイを食べてしまった時のあの天に上るかのような幸せそうな表情。愛おしすぎんか?

パイを食べたことがきっかけで気持ち的に解放され、これでもいいんだ!とその気持ちをくれたジェナにも惹かれていく…。自分の弱さをさらけ出せる相手であり、また辛い本音を打ち明けて相談してくれる相手。決してジェナが綺麗だったからムラムラきたとか、そういうんじゃないんですよ!そもそもあれはジェナの方が先に仕掛けてきたことですからね!

 

奥さんとの関係が上手くいっていたらジェナとそういうことにはなっていなかったのだろうし、本当にジェナと過ごす時間が唯一の幸せだったんだろうなあ。だってめちゃくちゃ浮かれまくってたじゃん?「ジムって呼んで♡」じゃないよ!こら!

 

これは私の勝手な想像というか、かなりデリケートな、可能性の話になるんですけど。

いやね、こんな話をして申し訳ないけども、ポマター先生がEDであったという可能性もなくはないのでは?と思ったんですよ。さっき精神過敏の話をしましたが、そういう日常生活の心理的なストレスが原因ということもあるので…もしそうだとしたら、「男として」という意味でも満足のいかない日々を送っていたということになるわけで。そんな中ジェナとは流れるように事に至ってたじゃないですか。そりゃあもう、ものすごく、よかったんだろうなあというか…ねえ?対するジェナも、愛のある行為はもう何年もやってないのでは?という感じなので、不倫はアカンけどもなんか色々、しょうがないよね…みたいな。

 

ウェイトレスで好きなところはたくさんあるのですが、中でも登場人物たちがみんな完璧じゃなく間違いを犯してしまうところだったり、ナチュラルにモラルがないところがめちゃくちゃ私は好きなんですよ。これ全く貶してないですよ!だって何がすごいかって、それが完璧にコメディとして成立しているんです。診察台の上でのアレコレもおいおい!ってなりながら楽しく見ちゃうし2人のことも応援してしまう。この話はもっとちゃんと語りたいのでまた次の機会にしますね、今はポマター先生の話!

 

勝手な想像も含め、原因として今私に考えられるのはそんな感じかな…

では、ポマター先生はどうすれば幸せになれるのか?ということについて考えていきましょう。

 

ジェナと一緒にいる時、本当に幸せそうだったじゃないですか。今までいろんなことを禁じていたから、その解放感に背徳感も相まって本当に楽しかったんだろうなあ。でもこの関係を続けていたとしたら、たとえばジェナと駆け落ちしていたとしたら、どうなっていただろう。少なくとも奥さんのことは不幸にしてしまうだろうし、医者としての未来はないですよね。不倫からの駆け落ちとなると評判もありますし…それでも愛を選ぶだろうか。う~~んわからん!あの感じだと愛を選びそうではあるけど…

 

あそこでジェナから別れを切り出されなかったらどうしてた?ポマター先生はまだ関係を続けるつもりだったっぽいし…そうだねえ幸せだったんだもんねえ…。関係を続けるにしても、今の奥さんと別れてジェナとちゃんとやり直すつもりがあったのかどうかでだいぶ印象が違うんだけどどうなんだろう。あれはただの「遊び」ではなかったと思うんですよね。性欲だけじゃなくちゃんと愛のある関係だったと思うし。

それでもジェナは、母になってこの世で一番大切なものができたこともあってあの場面で吹っ切れたけど、ポマター先生は?ただ幸せな時間が失われただけでは?でもさ~~~…そこはちゃんと大人なんですよね。多くは語らず、聞かず、未練はあったかもしれないけど「さようなら」と。は~~~~~~~……

これからまた、幸せを感じられない日々が始まる?

ジェナとの出会いで先生も変化はしていて、奥さんとも上手くやれる?それともけじめをつけて別れる?

 

ところでポマター先生とジェナはあそこが完全な別れで、今後もう会うことはないのだろうか。「さようなら」と、「もう会うことはない」「お別れ」と、そういう言葉を言っていたので、そこはきっぱり関係を終わらせるのが物語としても美しいけれども。

 

オタクはすぐ「それはそれとして」という言葉を使ってしまうんですけど、これは

元のストーリーが最高で完璧であることはもちろんなんだけど、“IF”としてこういう展開があったとしたら、 “それはそれとして” おいしくいただきます

という意味なので、元のストーリーに敬意を払ったうえで登場人物への愛が強いがために出てきてしまった戯言と思って受け取って頂ければ…

 

というわけで、それはそれとして、ですよ。

仮にですよ。奥さんと別れて、数年後ジェナに会いに来る未来があったとします。その時ジェナにまだ彼に対しての想いがあるかどうかはわからないし、彼女の幸せとなるとまた話が変わってくるのですが。そこで2人がまた恋に落ちて、結ばれて、ルルちゃんに父親ができる未来だって、なくはないと思うんですよ。2人のラブラブ加減があまりにも可愛かったから、そういう未来を想像したくなってしまったんです。実際、何年後かのカフェのシーンの裏では、そういうことが起こっていたかもしれないじゃないですか。リアリティのある作品ですから、物語として美しくなくたっていいと思うんですよ。

 

まあ何にせよ、ジェナが幸せをつかんだのならポマター先生にも掴んでほしいんですよ!ジェナの幸せへの道には、ポマター先生の存在が不可欠だったわけですから。

ラストのシーンは子供の成長具合からしておそらく4~5年後くらいかな~と思うのですが、あそこには当然ポマター先生はいないんですよね。だからどこで何をやっているのか!分からない!

でも最後、カーテンコールで登場してみんな揃って楽しく歌うじゃないですか。あれで本当に私は救われたんですよ。わからないけど、いまポマター先生も幸せにやってるのかもな~と。そう思わせてくれるラストで本当によかった。救われた。

 

 

というかね、もう本音を正直に言ってしまいますよ!いいですか!

 

ジェナとポマター先生というよりも!私は! 高畑充希ちゃんのジェナ” と! 宮野真守さんのポマター先生” に!イチャイチャしてほしい!一緒に子育てして欲しい!子作りもして欲しい!なぜなら!好きだから!2人が並んでると!とってもかわいいから!

 

ハァ……ハァ……

 

そういうことです!

お前は同人誌でも書いとけ!って言われるやつですね。

 

は〜〜〜〜……

 

 

いや~~~~~語ったな…

ポマター先生の幸せについて考えてたはずなんですけど、なんか好き勝手言っちゃったな…

 

とにかく、私の脳みその中の同人誌では、ポマター先生は幸せを掴んでます!という結論ですね。どういうことなんだ。みんなもそれぞれ脳内で同人誌書こうぜ!(?)

 

最後まで読んで下さった方、本当にすみません。

以上、第35回『ポマター先生の幸せについて考える会(一人喋り)』でした。ご清聴ありがとうございました。