MMのひとりごと

とある地方住みオタクの雑記

【今日のエンタメ】日曜劇場「半沢直樹」

宮野さんをきっかけに出会えた作品なんて数え切れないほどたくさんあって。

半沢直樹もまさにそう。

 


宮野さんの出演に関してはまた別に書こうと思っているので、今回は2013年7月期放送の前回シリーズの感想を書いていきます!

 


今期の方はダイジェストしかないのですが、前回シリーズは全話配信されてますよ~

 

有名な人気作なので、もちろん7年前から存在は知っていましたが、ここに至るまで見たことはありませんでした。

「やられたらやり返す、倍返しだ!」

このセリフはドラマを見ていない人にも知られているほど有名ですよね。ラストの土下座のシーンは報道番組のエンタメコーナーで取り上げられていたのを見た記憶があります。

 

そもそも私はドラマを見ることがほとんどなく、さらに言うと私は現実を忘れさせてくれるような夢のあるエンタメが好きなので、半沢直樹は自ら好き好んで見るような題材ではなかったのです。

 

それなのにひとたび宮野さんが関わったらこれですよ。どうしてもクソ真面目な性格上、宮野さんが出ているところだけ見ればいいか~とはなれず、前回シリーズを見始めたというわけです。

結果、

めちゃくちゃ面白いやないか!

3日で全話見ちゃったよ…ものすごい体力使ったよね…

 

とにかくストーリーも役者さんのお芝居も見応えがすごい!

 

銀行員の仕事のこととか全く分かっていないので難しいのかな~という心構えで見始めたのですが、全くそんなことはない。

たとえ仕事のことが分からなくても、半沢が何をしたいのか、誰と敵対してるのか、その敵対している相手はどういう目的で何をしたいのか…その辺りは意外とシンプルなので全く難しいとは感じなかったんですよね。

 

あと一生分の悪い顔を見たな…というくらい悪い顔が詰まってます。もうね~~どこもかしこも悪い!人間怖い!

ただ、めちゃくちゃ胸糞悪い嫌な奴がたくさん出てきても、それでも見ててどんよりいや~な気持ちにはならなかったんですよね。キャラが濃すぎて現実味が薄いのもあるかもですが、うわ~~~~こいつとんでもないワルやな~~極悪やな~~と楽しめるというか。

なんて悪い顔するんだみんな…

特に大和田…香川照之さん、もう完全に大和田だったな…なんというか、生まれた時から大和田だったかのような…大和田でしかなかった…すごい…

 

大和田の、半沢に何か言われた時の「ん?あっそう」みたいな、何も痛くも痒くもありませんよ~なあの顔、一番腹立つやつじゃないですか!?くぅ~~

誰よりも怖かったな大和田…ラスボス感すごかった。土下座をするのにあんなに迫力出せる人います!?本当にすごい。見てるだけでめちゃくちゃカロリー消費した気がする。最終話の半沢と大和田のやり合い本当にヒリヒリした…すごかった…

 

後から思えば浅野も東田もチョロかったな…中ボスにすらなれてなかった…

浅野も最低なことをしてたんですけど、素敵な奥さんやかわいい子供たちがいたり、あのラストの泣き顔見ました!?あんな情けなくボロボロ泣かれたらな~私ならもういいよ…よちよち…ってなってしまいそうだな…倍返しとかできない…だって泣き顔ちょっとカワイイってなっちゃったんだもん…

どれだけ悪いことしてても、弱いところのあるただの人間なんですよね。

 

キャラが濃いで言えばやっぱり黒崎でしょう。のちに宮野さん演じる古谷が部下としてつくことになる黒崎…登場のたびに楽しませていただきました。片岡愛之助さん、オネエが板につき過ぎてる…まさかのだんだん可愛く見えてくる…

嫌な奴なんだけど嫌いになれないんだよな…登場するとなんか嬉しいもんな…

 

半沢さん、内外限らずこんなに敵だらけでよくまっすぐ強く生きられるな…と単純に感心してしまうよ。毎回次は誰が裏切るんだ…?とヒヤヒヤしてたのですが、それでも身近なところにいる部下たちはみんな半沢を信頼してついてきてくれる人ばかりで本当によかった。

そして何といっても渡真利と花の存在ですよ。この2人が登場すると安心するんですよね。絶対裏切らない半沢LOVEな2人。

 

渡真利なんて、最初の登場シーンの段階ではもっと感じの悪いライバル的なキャラなのかな~とか思ってたのに、蓋を開けたらただの気の良いスマートなイケメンだったからね。どうでもいい話ですが、渡真利が使ってたガラケー(ガラケー!)(7年前はまだ携帯と言えばガラケーが主流だったんだな)(仕事のできる人がガラケーで電話してる画がちょっとおもしろい)、私が去年まで8年間使ってたガラケーと同じ機種でちょっと嬉しくなってしまったな。

半沢と仲良くてよく2人でコソコソ話しているのに、半沢をどうにかしたい上層部はなぜ渡真利を野放しにしてるんだ…?といつも疑問でした。もしかして意外と存在感ない?

結局私は最後まで渡真利がどこの部署で何の仕事をしてる人なのか分からずじまいだったな…半沢の便利屋という印象しかない。でもそのままでいてくれ…近藤みたいに辛い目に会ってほしくない…変わらないでいて…渡真利のモンペより。

 

そして花ちゃん!

もうさ~~~最高じゃん?嫁に欲しい。

なんてったって可愛い。

やりたい仕事はあるしそれを夫もやるべきだと言ってくれているにもかかわらず、家のことが疎かになってしまうからという理由で専業主婦をやってる花ちゃん…

そこだけ見ると時代に逆行しているキャラ付けにも思えるんですが、全くそうではないんですよね。全ては夫への愛ゆえなんだけども登場人物の誰より幸せそうだし明るいし、ただ夫に尽くす妻というわけではなく、常にどんと構えていて当たって砕けろ!行って来い!私は大丈夫だから!と送り出すような、ものすごい安心感を与えてくれる最高の女性。

それだけじゃなく、花ちゃんの発言によって半沢が何かに気づく場面もたくさんあったし、花ちゃんの行動に絶体絶命の窮地を救われたことも何度もあったな…有能すぎる。

料理はいつもおいしそうだし!あとなんてったって可愛い。

 

なんか、半沢のような復讐に燃える仕事人間が誰かと恋愛して結婚して家庭を持っているという事実…めちゃくちゃいいな~と思ったんですよ。いくら憎い相手がいたとしても、人を愛したり信じたりするまっすぐな心をずっと持ち続けてるんですよね。

 

半沢がここまでずっと勝ち続けてこられたのは、そういう“人間力”があったからで。そのまっすぐさで信頼を得て、不正に加担した人が真実を話したり、仲間として協力してくれたり。どんな不利な状況でも真摯に人と向き合って、だからこそ得られた勝利ばかりなんですよね。

 

かといって半沢もただただいい人ではなくって、人の鞄を勝手に漁ったり機密書類を持ち出したりね、色々やってたけども、そういう目的のための手段がわりとめちゃくちゃなところも好きポイントでした。

 

しかし近藤のことも許しちゃうんだもんな…近藤…

誰よりも人間らしくて見ていて唯一しんどかったかもしれない。いつ見ても情けない顔してて泣き出しそうで、繊細で弱くて…なんか責められないんだよな…

タミヤ電機を立て直すとやる気をだしていたので、あのまま頑張ってほしかったな~とは思ったんですけど、最後は権力に屈して半沢や会社を裏切るような形になって自分は就きたかった役職に就いて…結局タミヤ電機はどうなったんだ!?という…そういうヒーローにはなれない感がね…またリアルなんだよな…

ほんと近藤関係だけが妙にリアル…

 

頭取は半沢のこと気に行っているっぽいけど、一番何考えてるか分からん~あのラストでさらにわからなくなってしまった。良い人だと思いたい…良い人であってくれ…

ポーカーフェイスでたまにニヤッと笑う落ち着いた低音ボイスの中野渡頭取…好きなんですよね…かっこいい。

 

 

思ったより長くなってしまったな。つまりはおもしろかった!って話です。

 

今期の分も、放送が終わったら全話配信してくれないかな~宮野さんの出演が発表されてから見始めたので、5話まではダイジェストでしか見れてないんですよ。

半沢と大和田が共闘みたいなことしてて、そんなの見たいじゃん!?気になるじゃん!?

 

かつての敵との共闘

オタク そういうの 大好き

 

今日放送された8話はまだ見れてはいないのですが、古谷さんの股間がピンチな気配を察しました。きっと宮野さん、楽しんで演じたんだろうな~…見るのを楽しみにしたいと思います!

 

 

というわけで、ここまで読んでくださってありがとうございました!