MMのひとりごと

とある地方住みオタクの雑記

All That Jazz(何でもアリ!)な女たち

いつもここを見て下さっている方なら最近の更新頻度からも分かると思うのですが、今とっても楽しいです!!!たった1回の現場で、遠征で、オタクとしてこんなにも充実した日々が送れるのか…というかこれは私の燃費が良いだけなんですかね?ウェイトレスのことは考えても考えても足りないし語りたいことが次々湧いてくる。こんなこといつ以来だろう。

やはり現場は、オタクを救うんだなあ。

なんて思っている今日この頃です。

 

そんな今回、なんとウェイトレスの話ではありません!

というのも、前回のブログでウェイトレスの好きなところを語っている時に、とあるミュージカル映画のことを思い出したんですよ。10年くらい前に色々なミュージカル映画を漁っていた時期があったのですが、その時に大好きで狂ったように繰り返し見ていた作品です。

そのミュージカル映画の名は……

 

『シカゴ(Chicago)』!!!

 

U-NEXTで配信されてますよ~

 

なぜこの作品を思い出したかと言うと、まあ…「モラルのなさ」ですよね(笑)

ウェイトレスの登場人物たちはナチュラルにモラルが欠けていて、身勝手で、綺麗じゃない。そういうところが好き、というような話をしていたんですが、このシカゴなんかまさにそれで。というかもうウェイトレスの人たちなんて比じゃないほどにモラルのモの字もない!し、ナチュラルさもリアリティもない!

 

あらすじは先程のリンクから見て頂けるかと思いますが、もう最初っから主人公が不倫してますからね!からの殺人で逮捕され、刑務所では色仕掛けや金の力で人に取り入り利用し欺き、最終的にスーパースター!大成功!

そんな作品です。どんな作品だ。

普通の善良な人といったら主人公の夫だけですからね。しかもそういう人は、幸せにはなれない!それがシカゴの世界!

作品にモラルと上品さを求める人は見ない方がいいです。でもそんなこときっとどうでもよくなるほどに、パフォーマンスと音楽と演出の力に圧倒されて夢中で見てしまう…はず!

 

今さっき久しぶりに見たのですが、いや~~~やっぱり最高だな。

もうね、何と言っても主人公のロキシーが可愛い。可愛すぎる。あれはメロメロになってしまう。どんな最低なことをしてても許してしまうし応援してしまうしとにかく可愛くて…魔性ってああいうことを言うんだろうなあ。そしてパフォーマンスが本当にすごい!操り人形のような動きをするところがあるのですが、あれ本当にどうなってんの!?あんなに身体の力って抜けるもん!?ってびっくりしてしまう。

そのライバル的なポジションのヴェルマ。良いキャラしてるんですよね~しかも歌とダンスの迫力が半端ない。捨て身のパフォーマンスがめちゃくちゃ好きです。

そして弁護士のビリー。私はね、20年後くらいに宮野さんにこういう役をやってほしいんですよ!

 

演出も本当に面白くて。ミュージカルといえば、ウェイトレスのように話の流れで自然に歌い出すようなものがほとんどだと思うのですが、シカゴは違うんですよ。ミュージカルシーンを“ショー”として見せているんです。これはショーでステージに立つ主人公たちが題材になっているからこその演出でもあるんだろうな~。登場人物たちの心象風景だったりその場で起こっていることを、ショーの内容に例えたイメージ映像で表現してるんです。

 

このミュージカルシーンの演出がまたすごいんですよ。牢獄の鉄格子を利用したり赤い布で死を表現した女囚人たちの Cell Block Tango とかね、圧倒されますよ。

ビリーの手のひらで踊らされて言葉の上手さに操られていく様を操り人形で表現した We Both Reached for the Gun も本当に面白い。もうね、言葉でいくら語っても伝わらないと思うのでとにかく見て!という感じです。元になったブロードウェイの舞台版のことはわからないのですが、“映像” として魅せることにこだわった作りになっているな~と思います。

 

そして曲が全部いい!頭に残るし何度でも聴きたくなる。

どの曲も好きなんですけどやっぱりAll That Jazzが一番好きかな~最初のインパクトと始まった~~!という興奮もあってテンション爆上がりします。

 

なんかもう、多くは語らないでおきます!気になった方、気の向いた方はぜひ!見てみてください!好みは分かれるかもですが、私はこういう綺麗じゃない人たちの物語が好きなんだな~と改めて思いました。

 

少し話は変わりますが。私はずっと前から宮野さんにブロードウェイミュージカルに出演してほしいと思い続けてたんですよ。もしかしたら焼き付いたシカゴの記憶が無意識にそう思わせていたのかもしれないなあと、今になって思います。ウエスト・サイド・ストーリーへの出演が決まった時はめちゃくちゃ嬉しくて舞い上がったんですよね。まあ内容に関しては私好みのキラッキラでパーーーーーっとした(?)ブロードウェイミュージカルの雰囲気とはまるで違っていたのですが、それはそれで宮野さんが出演していなければ一生出会うことはなかったかもしれないので、出会えてよかった宮野さんありがと~~~って感じではあります。そう、私は全肯定オタク!

 

まあそんな感じなので、ウェイトレスはコメディでキラッキラでパーーーーー(しかし内容は重い)な私好みの雰囲気だったのがめちゃくちゃ嬉しくて、いま幸せでたまらないんですよ。あとこの話は100万回くらいしてますがシングルキャストで更に福岡にも来てくれる!大人の恋愛ものに出演する宮野さんを観たいという話も何年も前からしてたので、もう!こんなに叶っちゃっていいんですか!?

 

ウェイトレス、既に私にとって特別なものになっています。早く2回目を浴びてえ~~~~~そんなわけで、話は逸れましたが今回は映画『シカゴ』の話でした!

次はまたウェイトレスの話をするぞ~~

 

ここまで読んでくださってありがとうございました!