MMのひとりごと

とある地方住みオタクの雑記

あなたの声に包まれたい/21stシングル『透明』

少し時間が経ってしまいましたが…

宮野さん、21stシングル『透明』&ライブ円盤『MAMORU MIYANO STUDIO LIVE STREAMING!』発売おめでとうございます!

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透明もSTREAMING!も光が印象的なナチュラルな雰囲気のジャケ写でめちゃくちゃ良…

 

STREAMING!についてはまた後日ということで、遅ればせながら今回はシングル『透明』の感想を書いていきますよ~

 

まずジャケ写・ブックレットの話なんですけど、

こんなにナチュラルで自然体なのに神秘的で神々しさすら感じるのなんでなん?普通に考えれば相対するはずのものが同居してるのほんと意味分かんないんだよな…宮野真守さんというこの世の神秘なんです?(??)

宮野さんって別に線が細いわけじゃないし中性的なタイプでもないじゃないですか。それなのにこの、空に攫われてしまいそうな、消え行きそうな儚さはどこから出てるんだろう。は~~~~~~白が……似合うな……

ベディのイラストとのシンクロはたまたまとのことですが、それって宮野さんの中にしっかりベディが生きてるからこそだと思うんですよ。いや~すごい。素敵だなあ。

デジタルは手軽だし便利だけど、CDというモノを手にした時の喜びや開封する時のわくわくがある限り、その価値が失われることなんてないんだな~と思いますよね。

 

では楽曲の話行きますよ~

 

 

・透明

 

もうこの曲に関して、嬉しいことが色々あるんですよ。

まずは坂本真綾さんが作詞をして下さったこと。こんなことってあるんだなあ。未だに不思議な気持ちです。この2人は昔から共演も多かったし、個人的にも特別好きな作品には大体この2人が共演してたりして、そんな2人が役以外の所でも仲良くしてると嬉しくてにこにこしてしまうんですよね。どことなく上品さが漂う声質や雰囲気が似てるな~といつも思ってます。

これはずっと言ってるんですが、いつか何かの機会で歌での独白&透明コラボが見たい!オタクはいつまでも待ってますよ!

 

宮野さんがFGOで主題歌を歌うという情報が出た時はめちゃくちゃびっくりしました。ファンが多いビッグタイトルだし、体感その7割くらいは男性ファンが占めてるような作品の主題歌を男性声優が歌うのも珍しいし、何よりキングレコードが関わっている作品ではなかったのでそこが一番びっくりだったかもしれない…

キングアニメだと主題歌ありきで出演枠があるのかなとか考えたりもしますし、もしくはその逆かもしれないですけどとにかく作品とレーベルが密接に関わってるイメージなので、出演が発表になった時点で主題歌の可能性については考えたりするじゃないですか…

FGOキャメロットは全くそうじゃなく、レーベルを越えたオファーだったのが驚いたし嬉しかったし、宮野さんのオタクとしてすごく誇らしかったんですよね。だって大人の事情とかなくシンプルに、作品にとって宮野さんの歌が必要だと思って下さったからこそのオファーだったわけで……ありがたいしすごいことですよ本当に。

 

透明の歌詞、私はFGO6章の内容を知っているのでもう全ワード グッッッッッッッッ…………っとなるんですけど、何も知らなくても宮野真守さんが“今”歌う歌としてその言葉が響いてくると思うので……すごいな……天才・坂本真綾女神さま……

 

ではMVについて。

 

 

 脚が長い

 

シチュエーションは完全に1箇所で移動もなし。こういうシンプルなものほど見せ方が難しいですよね。表現力エグい…!

最初はステージ上だけを照明で照らしていて、サムネの段階ではどこかのスタジオなのかなと思わせといてのこれですよ!照明の力だけであんなに客席って隠せるもんなんですね~~~

1番サビの「透明な~」で一筋の照明をバックに歌う宮野さんのカット、キャメロット後編でベディが陽に照らされる聖都を眺めるシーンをちょっと思い出しました。大好きシーンです。

 

 

あと「窓を開けた」のところ、宮野さんが何かしらの術を使ってるみたいでめちゃくちゃ素敵。光の騎士・マモヴィエール

とても素敵なMVですけど、宮野さんが最初に案で出したという“砂漠”バージョンも見てみたかったな~~と思う今日この頃です。

 

一人称を「私」にして欲しいというのは宮野さんのオーダーだったそうですが、そのことについて宮野さんは、「僕」にしてしまったら完全に宮野真守の言葉になってしまいそうで、そうじゃなく普遍的なメッセージとして伝わってほしい というようなことを言ってて ほ~~~…となりつつも、最初はあまりピンときてなかったんです。だけど、とある瞬間にものすごい勢いでストーーーーーーンッッッと腑に落ちたんですよ。

 

先日、9年続けた仕事を退職しました。仕事になかなかやり甲斐を感じられず、真面目にやって何になるんだろうとか報われなさを感じてばかりの日々だったんですけど、最後にプレゼントをいただいてしまったり温かい言葉をかけていただいたり、真面目に続けてきたからこそ皆からこんなにも温かく送り出してもらえたんだな…と、最後の瞬間にやっと報われた気がしたんです。 そんな時に透明を聴いていたら、歌詞が全て自分のことのように聞こえてきて……めちゃくちゃびっくりしました。 今までそんなふうに思ったことなんて全くなかったのに、ラスト勤務を終え、その時まさに「こんな気持ちで終われるなんて」だったんです。

 

なるほど、「普遍的なメッセージ」ってそういうことなのかもしれない。

これとはまた別なんですけど、FGO原作の那須きのこ先生が透明の歌詞を見て、ベディの感情ではあるけど獅子王側の目線としても見れる という話をしていたそうで、

は~~~~~~~なるほどな~~~~~~~

これ、“宮野真守の歌”として考えると、宮野さんの想いではあるけどファン側の感情でもあるな…と気付いたんです。「包まれて 満たされて」って完全に私が宮野さんのライブに参加した時の感覚じゃないですか…!その横顔が微笑むたびに あなたのすべて誇らしいんですよ…!

愛する人に愛を告げてえよ~~~~~~

 

 

・残照

 

めちゃくちゃ好きなんですよね~~なんだろうな……1音目の「さ」から大好き。

最初に楽曲情報が公開された時、marhyさんだからなんとなくバラードかな~と思っていたし、タイトルからしてもシリアスめな感じかな~と思ってたので…全然違いましたね…!宮野さんとしてはかなり新しい。は~~~~好きだ…

ピアノの音めちゃくちゃいいなあ。爽やかでおしゃれで、アップテンポだけど優しくて宮野さんの声が心地よくて耳が幸せ。

サビ前のジャンジャンジャンジャン♪のところ好きすぎるし、特に2番の「バイバイ」たまらんくないですか?この1番と2番で同じパートがあっても歌い方を変えてくるやつ!Xmas to youの「待って」の歌い方の違いについて3時間は語れるオタクへのご褒美か?

 

ロックじゃないアップテンポな曲自体が宮野さんには珍しいし、歌詞が畳み掛ける感じも新鮮で宮野さんにめちゃくちゃ合ってると思うんですよね。カップリングにしとくのもったいないな~なんかCMソングとかになりませんか?進研ゼミ中学講座とかそういう系の…(雑)

 

宮野さん曰く、「純文学の世界観にトレンドの音楽を合わせたミスマッチ感」を意識したとのことですが、私は純文学もトレンドもあまり触れてこなかったので…イマイチそこはわかっておらず、純粋に宮野さんが歌う楽曲として好きだな~~~と思っていたんですよね。それはそれで幸せかもしれない。

たしかに最初に「残照」というタイトルを見た時と実際に聴いた時のギャップはかなりあったので、後から思えば正しく感じ取れていたとも言えるかもしれないですね。

 

そもそも「純文学」とは…

面白さよりも芸術性を追求した文学

「娯楽性」よりも「芸術性」に重きを置いている小説

なるほど~~

つまり元をたどれば作者が自分の世界で生きてる独りよがり系って感じですね?

ついでに馴染みがなかったので「残照」についても調べてみましたよ~

日が沈んでからも雲などに照り映えて残っている光。夕日の光。残光。

とのことです。

これって主人公にとっての“君“(片思い中の高嶺の花)のことじゃん???ほ~~~

 

簡単に言えば好きな子のことを考えて夜に一人でいろいろ妄想してうわ~~~~!ってなってる曲じゃん…かわいいな!ただ、インタビューなど読んでると宮野さんからすると「ちょっと怖い」だそうで…え~~~~~~~?どこが!?

この曲を作る際のきっかけになったのが去年の舞台『カチカチ山』で、宮野さんの中には演じたあの汚い狸のイメージが残ってるからかもしれませんが…

たしかにこの主人公がおじさんだったら怖いですけどね、歌詞の初々しさからすると私の中では男子中学生ということになってるので……少々妄想するくらい許してあげな!?カワイイもんじゃん??「君の返信ひとつ遥か遠い幻想」なわりに手を握ったり抱き締められたりはちょっと先走り過ぎだけどな!私は好きだぞ!

 

なんか色々言ったけども、まあ私はこの爽やかでアップテンポな曲調と宮野さんの歌声のマッチ具合がめちゃくちゃたまらん好きなんです。

 

 

・Question

 

これぞアーティスト宮野真守さんの真骨頂!めちゃくちゃかっこいい~~やっぱりね、ダンスナンバーは外せないでしょう。これもまたカップリングにしとくのもったいないな~なんかCMソングとかになりませんか?車とかそういう系の…(雑)

私にはもうわかってるんですよ。この曲はライブで聴いて、見て、更に大好きになるタイプの曲だってわかってるんです。どんなダンスがつくのか今から楽しみで仕方ない…!ヨーコ先生には信頼しかないですからね…!

 

細かい部分でいうと、サビ前の韻を踏んでいるところの発音の感じがめちゃくちゃ好きなんですけど、「導き出す」のところが「みTiびきだす」みたいな英語的な音になってるあの感じ…「理性すらTHRU」が全部英語に聞こえる感じ…わかります?前後の音が溶け合ってるような、独特な音の運び方…宮野さんそういうのめちゃくちゃ上手いんですよね~好きです。あと「世界一」の「せっかいち」ね、好き!

 

これはほんと思うのは、宮野さんは残照くんのことばかり独りよがりとか女性側の気持ちを考えてないとか言ってますけど、それで言うならQuestionさんもなかなかじゃないですか?

「狙ったYOUR HEART  離さないYOUR EYES  すぐに解いてみせるから」とかももしかしたら女性側からしたらもう諦めて~~~って思ってるかもじゃないですか。というか世の中の恋愛の曲なんて9割以上そんなもんじゃん?とも思うんですよね。独りよがり上等!

 

今回はボーイズグループ感を意識したそうですけど、作詞曲のHIROさんのコーラスが入ることにより今までにないような厚みが出たな~と思いつつ、これは『HELLO!』の時も言ったようにどちらかというと宮野さんの表現力によって1人で何人分も歌ってるというか……

AメロもBメロもサビも全て声の出し方や歌い方の表現が違っていて、使っている技術もきっと違っていて、こんなの5人くらいのメンバーがそれぞれ自分の得意なパートを担当してようやく成り立つような楽曲じゃないですか…!いつもながらそれを宮野さんは1人で歌ってるんですからね…ジャンルに縛られずにいろんな音楽を聴いていろんな音楽に挑戦してきた宮野さんだからこそだな~~~かっこいいよ!

ほんとにね、宮野真守さんって何人いるんだ?(??)

 

貴重な動画をありがとうございます!!いや~~~プロってすごいな…

 

 

透明シングルもうずっとリピートしてます。3曲しか入ってないのに、まるでアルバムを聴いているかのようなボリューム感と言うか、満足感と言うか、三者三様全く違った宮野さんの表現をぶつけられていつまでも飽きがこない。それどころか、透明を聴いたら残照が聴きたくなるし残照を聴いたらQuestionが聴きたくなるしQuestionを聴いたら透明が聴きたくなるし……でいつまでもループしてしまう。

これ本当に全部同じアーティストが歌ってるんですか!?表現幅エグ…

 

そんな中、もう2週間ちょっとでニューシングル『Dream on』が発売されるんですよね。透明だってまだ “ニュー“ じゃん?怒涛の供給祭り、この常に何かを楽しみに待っている状況、オタクは幸せですよ。ライブもあるしね!

 

ではでは、次は円盤を見た上でのSTREAMING!の感想を改めて書くかな~と思っております。ここまで読んでいただきありがとうございました!