ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』
皆さん、ご存知でしょうか。ジョジョ第一部がミュージカルになりました。
東京・北海道公演を経て、ついに最後の地、兵庫公演が目前に迫っています。この素晴らしいミュージカルに出会い、たくさんの感動をいただいた私というオタクは、この作品を布教・宣伝しなくてはならないという使命感に駆られています。なんと、平日のチケットはまだ買えるんです!皆さん、このチャンスを逃さない手はないですよ!
まず最初に情報をまとめておきますね。なぜなら途中で読むのがだるくなった人にも情報だけは届いて欲しいからです!
〈キャスト〉
ジョナサン・ジョースター:松下優也/有澤樟太郎(Wキャスト)
ディオ・ブランドー:宮野真守
エリナ・ペンドルトン:清水美依紗
スピードワゴン:YOUNG DAIS
ウィル・A・ツェペリ:東山義久/廣瀬友祐(Wキャスト)
切り裂きジャック:河内大和
ワンチェン:島田惇平
ダリオ・ブランドー:コング桑田
ジョースター卿:別所哲也 ほか
原作:荒木飛呂彦「ジョジョの奇妙な冒険」(集英社ジャンプ コミックス刊)
演出・振付:長谷川寧
音楽:ドーヴ・アチア
共同作曲:ロッド・ジャノワ
脚本・歌詞:元吉庸泰
【東京公演】※終了しました
帝国劇場
2024年2月6日(火)〜2月28日(水)
帝国劇場 ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』
【北海道公演】※終了しました
札幌文化芸術劇場 hitaru
2024年3月26日(火)~3月30日(土)
ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』 | 道新プレイガイドオンラインストア
【兵庫公演】
兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール
2024年4月9日(火)~2024年4月14日(日)
ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』 | 梅田芸術劇場
そして朗報!
有料配信、あります!
・4月13日(土)17:00
ジョナサン:松下優也 ツェペリ:廣瀬友祐
アーカイブ期間 4月15日(月)17:00~4月22日(月)23:59まで
・4月14日(日)12:00(大千穐楽)
ジョナサン:有澤樟太郎 ツェペリ:東山義久
アーカイブ期間 4月16日(火)12:00~4月23日(火)23:59まで
視聴料金 各回5,500円(税込)
そう、約1週間ほどのアーカイブ配信もありますよ!
手厚い…!リアルタイムが難しくても大丈夫です。安心してチケットを買いましょう!ちなみに公演時間は、休憩も含めて約3時間半です。
配信について詳しくはこちらから。
ではでは、ここからは私がこの ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』(以下、ジョジョミュ) の魅力、オススメポイントについて、本来の人格であるキャストのオタク感情を可能な限り排除してフラットな目線で語っていきたいと思います。
みんなで観よう、ジョジョミュ!
まずはPVを見てください。
こちらは舞台映像です。
ちなみにこの舞台映像の場面チョイスがとても素晴らしくて、良い具合に見せ場は盛り込みつつも“決定的な見せ場”と言えるような部分は絶妙に省いてあるんですよ。この映像を見て「めっちゃ良い!気になる!」となった方、本編はもっとすごいですよ…!
以下に当てはまる人は、ぜひ観てほしい!
・原作が好き
・アニメ版が好き
→何も言わずにとにかく観てください
・原作もアニメも知らない
→大丈夫です!最高のエンタメを浴びましょう!
・気になるキャストがいる
→特に松下さん、有澤さん、宮野さんのファンは観たほうがいいです。というかアンサンブルも含め皆さん最高なので誰が目当てでも満足できるはず
・ミュージカルが好き
・エンタメを浴びたい
・大掛かりな舞台装置を使った演出に興味がある
→あなたを満足させる自信があります
・男同士のクソデカ感情を摂取したい
→一緒に狂っちまおうぜ!
・なんだか人生がつまらない
→観るしかないでしょう
・「生まれも育ちも性格も何もかも対象的な2人の男(顔とスタイルが良い)が義兄弟となり憎しみ合い殺し合う」←これに惹かれた人
→きっとこれを観るために生まれてきたに違いない
・以上のどれにも当てはまらなかった
→きっと原作を読みたくなるし推しができるしミュージカルが好きになるし新たなヘキに目覚める(可能性が高い)ので観てください
ということなので観てください!
では、もう少し細かく推しポイントを紹介しますね。
●原作を愛しすぎている
とにかくこのミュージカル、ジョジョ愛がこれでもかと注ぎ込まれています。ジョジョを愛する人たちによるジョジョを愛する人たちへ向けた、ジョジョのこういうところが最高だよね!が詰まったミュージカルです。原作のあのシーンやあのセリフが次々に登場するのは単純にワクワクしますし、このジョジョ第一部とミュージカルがとにかく相性がいい。原作を知らなくても楽しめるものになっていると思いますが、原作を知っていたら100倍楽しめる。
ディオが馬車から降りるシーンや波紋の表現、メメタァ、可愛すぎて犬すぎる(?)ダニーなどなど、必見です。
また、原作の再現はもちろん、原作にはないシーンでこそ原作愛を感じるという稀有な作品でもあると思います。私は一番最初のシーンが始まった瞬間に、これは本当に原作(第二部以降も含め)が好きな人が作った作品だ…と一瞬で信頼してしまいました。スピードワゴンのことが好きな人は絶対に観てください。
●魅力的なキャラクターと素晴らしすぎるキャスト陣
1人残らず最高です。推しがいなくても、原作を知らなくても、きっと誰かを推したくなる。
あのキャラクターたちがそこにいる!という感動は、キャストの皆さんのジョジョ愛があってこそ。見た目がという以上に存在感がキャラそのものなんですよ。ディオが最初に登場した瞬間の「うわ!ディオおる!」をぜひ味わっていただきたい。
また、原作ではそこまで目立っていなかったキャラにも見せ場があったり出番が増えていたりもします。ワンチェンとかダリオとかダリオとか(笑) 見せ場的にワンチェンとスピードワゴンは、このジョジョミュでかなり跳ねた印象がありますね。
そしてもう一つ。カンパニーの仲の良さ、雰囲気の良さが、この作品をより素晴らしいものにしているなと感じています。ジョジョミュ公式Xが、キャストの皆さんをはじめ関係者の投稿をたくさんRPしてくれているので、よかったら見てみてください。ほっこりします。特にワンチェン役の島田淳平さんのXがおすすめです。
締めの夜パフェついにデビュー。
— 島田惇平 Jumpei Shimada (@ShimadaJumpei) 2024年3月27日
「これ甘い、何だろ凄い食べてみて」
「なにこれ!どんどん味変わるじゃん!」
「一口いいっすか?」
ディオ様、ジョナサン、ジョナサン、スピードワゴン、ワンチェンの5人、店内の誰よりもキャッキャしてきました。
ソワレいってきます。#ミュージカルジョジョ pic.twitter.com/Hd56h5QL2Q
こういうオフ情報、オタク大好きでしょ??とにかく仲良しなんです。カーテンコールのわちゃわちゃ挨拶も必見。配信のある2公演は千穐楽なので、間違いなく挨拶がありますよ!
普段はあまりミュージカルに出演しない方も多くいらっしゃるこのカンパニー。だからこそ、それぞれの得意分野を活かしてそれぞれに輝いている。もはやジョジョミュカンパニー箱推しな私です。
●新しさと品格のハイブリッドミュージカル
漫画原作らしいキャッチーさはあるけれど、2.5過ぎない、しっかりと見応えのあるグランドミュージカルとしてのバランスがすごい。衣装や髪型なども、原作に寄せつつも3次元に自然に馴染むようなデザイン・色味になっていて、全体的に落ち着いた上品な印象になっているのもまた良いんです。そんな衣装を担当したのは、ミュージカルの衣装デザインは初めてというデザイナーの久保嘉男さん。
こちら興味深いインタビューでした。衣装に興味のある方はぜひ読んでみてください。
楽曲もバラエティ豊かで耳に残るものばかり。音楽制作は物語をラップで語るというシーンがいくつかあるのですが、それがミュージカルならではでもありミュージカルとしても新しくもあり。ミュージカルファンの方にもきっと楽しんでいただけるのではないかと思います。また、曲と曲の繋ぎ方にも工夫があり、私は何度観ても唸ってしまう。そんなところにも注目していただきたいです。
また、個人的に一幕のラストシーンがこのミュージカルの一番の見せ場だと思っているのですが、こんなにも壮絶で美しくてとんでもなく惹き込まれる名シーンがこの世にいくつあるだろうか…とまで思っています。ジョースター邸が燃え始めた辺りからは本当にずっと口開いてるし喉カラッカラになる(個人差があります)。すごいです。私は間違いなくミュージカル史に残る名シーンだと思っています。ぜひ体感してほしい…!
●ド派手盛り盛りな演出
開演が延期になったゴタゴタを知っている方は多いかと思います。開演準備に想定以上の時間を要するってどゆこと??何がそんなに大変だったんだ??そういう野次馬的な興味でも何でもいいから観てほしいんですけど、これを観れば そりゃ実際のステージ使って時間かけて稽古しなきゃ無理に決まってんだろうが〜〜〜〜〜! と理解はできるのではないでしょうか。(もちろん、だからといって許されることではありませんが)
床は回るし壁も回るしワイヤーも使う。いくつもの傾斜になった台を組み合わせて、ステージの形状にあらゆるバリエーションを生み出しているのも見どころ。
それら全てが緻密な計算のもと動かされ、複雑に絡み合って世界観を構築していく様は圧巻の一言です。また、照明による光と影の演出も素晴らしいので、そこにもぜひ注目していただきたいです。どうしても人物を目で追ってしまいますが、演出だけに注目してみるのも面白いかもしれないですね。
●2人で1人
オタクの妄想でもなんでもなく、公式で「2人で1人」な男たちの物語です。生まれも育ちも性格も何もかもが対象的な2人の少年が、数奇な運命に導かれ出会い、義兄弟となり、憎しみ合い殺し合い、奇妙な友情のもと一つになるまでの物語。多くは語りません。目撃者になってください。
原作以上にそこの掘り下げがエグく、もはや変態的です。褒めてます。
一緒に狂いましょう!
●ディオ・ブランドーという男と宮野真守さん
キャストのオタクとしての人格を可能な限り排除して語ってきましたが、少しだけ推しのことを話してもいいでしょうか。もはや全くの贔屓目抜きで語ることはできませんが、今回のミュージカルでは、ディオの存在とディオ演じる宮野真守さんのお芝居が見どころの一つであることは間違いないと思っています。
ディオはいわゆる“悪”側ではありますが、今回はW主人公のような描かれ方をしており、彼の内にある人間味に強くスポットが当たっています。彼の存在について深く考えたくなる、そんな魅力的なキャラクターになっていると思います。
そして宮野さんの、ディオそのものの存在感と華、“狂演”とも言えるお芝居にきっと惹き込まれるはず。高い身体能力と力強く繊細な歌、声優として培ってきた声の表現力。彼の全方位エンターテイナーっぷりが遺憾なく発揮されています。そんな我が推し、宮野真守さんのこともぜひよろしくお願いします。
●ここまで読んでくださった方へ
改めて最後の一押しをします。
観てみたいけど兵庫までは行けないし、16,000円のチケット代はさすがに厳しい……というあなた、安心してください。配信がありますよ!5,500円はお支払いいただくことになりますが、例えば友人を誘ってパソコンをテレビに繋ぐなどして何人かで観れば、割り勘でその分1人当たりの負担額が減るのでオススメです!あと4人誘えば1人1,100円!これを書きながらお得すぎてびっくりしてしまった。本当は売上のことを考えると1人ずつチケットを買って欲しいのですが、それよりも何よりもとにかくたくさんの人に観てほしい!その一心でこのブログを書いています。そんなにオタクが必死に頼んでるなら観てやるか〜とかでいいので…!よろしくお願いします!
でもやっぱり劇場で生で観る感動に勝るものはないので、兵庫・大阪周辺の方はぜひ、ぜひ、劇場にお越しいただきたい…!平日公演はまだチケットあります!
【兵庫公演】
兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール
2024年4月9日(火)~2024年4月14日(日)
ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』 | 梅田芸術劇場
※きっと当日券もあるので、お近くの方はぜひ!
有料配信
・4月13日(土)17:00
ジョナサン:松下優也 ツェペリ:廣瀬友祐
アーカイブ期間 4月15日(月)17:00~4月22日(月)23:59まで
・4月14日(日)12:00(大千穐楽)
ジョナサン:有澤樟太郎 ツェペリ:東山義久
アーカイブ期間 4月16日(火)12:00~4月23日(火)23:59まで
視聴料金 各回5,500円(税込)
〈キャスト〉
ジョナサン・ジョースター:松下優也/有澤樟太郎(Wキャスト)
ディオ・ブランドー:宮野真守
エリナ・ペンドルトン:清水美依紗
スピードワゴン:YOUNG DAIS
ウィル・A・ツェペリ:東山義久/廣瀬友祐(Wキャスト)
切り裂きジャック:河内大和
ワンチェン:島田惇平
ダリオ・ブランドー:コング桑田
ジョースター卿:別所哲也 ほか
原作:荒木飛呂彦「ジョジョの奇妙な冒険」(集英社ジャンプ コミックス刊)
演出・振付:長谷川寧
音楽:ドーヴ・アチア
共同作曲:ロッド・ジャノワ
脚本・歌詞:元吉庸泰
それでは最後にこの合言葉を。
\みんなで観よう、ジョジョミュ!/
ありがとうございました!