MMのひとりごと

とある地方住みオタクの雑記

オタクは全員『神州無頼街』を観てくれ

2022年劇団☆新感線 42周年興行・春公演  いのうえ歌舞伎

神州無頼街

大阪から始まったツアー公演は、物語の舞台である静岡を駆け抜けてついにラストの地、東京へ。公演期間も残すところ1ヶ月を切りました。始まってしまえばあっという間だなあ。

 

東京公演が始まり、5/14(土)には昼夜ライブビューイングもあるということで、

一人でも多くの人にこの舞台を観てもらいたい!

とにかくその気持ちでこのブログを書いております。まだチケット取れます!!

これだけ楽しませてもらっているこの作品・カンパニーに対して私のようなオタクができることといったら、アンケートをしっかり書くことと、この作品がどれだけ素晴らしいかをできる限り多くの人に伝えることくらいしかないので……

というわけで、今回はまだ『神州無頼街』を体感したことのない方向けに、なるべくネタバレ無しで作品のオススメポイントを伝えられればな~と思います!そして可能であれば劇場まで観に来てほしい!

この「なるべくネタバレ無しで」というのは、物語や演出に関しての重要なネタバレは避けるけども、何がどう最高なのかを伝えないことにはオススメもできないので…どうしても少しは言っちゃうよ!ってことです。人によっても基準は違うしね。

 

オススメする上で嘘は付きたくないので、まず唯一の難点を正直に言っておきます。

会場は、池袋にある東京建物Brillia HALLです。これ以上は言わないでおきますね。遠征が難しい方やじっくり落ち着いて観たい方はライビュでもオッケーだと思います!ただ現地の雰囲気は現地でしか味わえないので、できれば現地に来てほしいな~~

 

ではここからはオススメポイントを語っていきます!

 

きっと何かが刺さるはず!

以下の人はほぼ間違いなく楽しめると思うのでぜひ観に来てほしい!

・ミュージカルが好き

劇団☆新感線が好き

中島かずき脚本が好き

・バディものが好き

・男同士のBIG LOVEを浴びたい

・とにかく楽しい気持ちになりたい

福士蒼汰さんが好き

宮野真守さんが好き

なにか一つでも当てはまった人は、チケットをポチッとしましょう!

チケットぴあ

ライブビューイング

 

そもそも『神州無頼街』って?

まずは公式サイトをチェック!

神州無頼街|しんしゅうぶらいがい公式 - 劇団新感線

『しんしゅうぶらいがい』と読みます。

中島かずき脚本らしく、今回も実際の歴史の裏側が実はこうだったら……というIFを描いていて、それがまた秀逸!今回の舞台は幕末の駿河国、任侠の世界を描いています。次郎長親分も出てくるよ!

あらすじなどは公式サイトに詳しめに載っているのでそちらを見ていただいたほうがいいかな。簡単に説明すると、福士蒼汰宮野真守のバディものです!そのふたりが、良からぬことを企む松雪泰子&高嶋政宏に立ち向かいます。わかりやすい!新感線がお好きな方は知ってるかと思いますが、福士くんと宮野さんといえば『髑髏城の七人season月』でそれぞれWチームで捨之介を演じた同士なわけです。そのふたりがついに“共演”!ステージ上で綺麗な満月を描いております。もうエモエモです。その事実を知っている人はもちろん、知らなくても全く問題なく純粋なバディものとして楽しめますよ!

もう一つ言っておくと、メインビジュアルと実際の舞台とではかなり印象が違ってるかと思います!『神州無頼街』というタイトルとこのビジュアルだけを見ると、妖怪と戦うんか?みたいなちょっと不気味でシリアスな雰囲気がありますよね。むしろ真逆です!!いや化け物夫婦と戦うのである意味では間違ってはいないのですが、それは置いといて。このメインビジュアルの100倍爽やかです。シリアスになりそうでなかなかならない。とっても楽しくて賑やかで後味スッキリなお祭り騒ぎです。なので誰でも気軽に楽しめます!

 

みんな大好きバディもの

そう、オタクはみんな大好きですよね??ぱっと見は正反対で、わかりやすく『静と動』『陰と陽』の凸凹バディです。詳しく言うとネタバレになるのでここではあえてそう言っておきます。そんな王道バディみんな好きですよね??私は好きです。初めはただ目的が一緒だっただけのふたりですが、次第にお互いが唯一無二の存在へと変化していき、そして最後には……これがね、言わないでおきますが、オタクが見た夢みたいな展開が待ってます。たぶん「え!!??!?」ってなると思う。バディものとしての究極がそこにはあった……これはぜひ劇場で体感してほしい。

 

ビジュアルが天才

これはもうめちゃくちゃ天才です。特に主人公バディが天才。

まず福士くん演じる秋津永流ですが、もうとにかく顔がいい。マジで顔がいい。生で見ると100億倍顔がいい。福士くんは普段からイケメンだとは思うんですけど、舞台の福士くんというかこの永流、2次元からそのまま出てきたかのような美しさなんです。すらっとした長身に、サラサラ黒髪ストレート。登場した瞬間から発光してる。シンプルな衣装だけど、ふわっとなびく布が動きに映えてまるで天界の使者のよう。終盤の衣装チェンジにも注目です。

宮野さん演じる草臥は、永流とは対照的にとにかくド派手。舞台映えする華やかな雰囲気と愛嬌たっぷりの表情。もじゃもじゃヘアーにキンキラキンの着物、鳴り物担いだロックスターのようなその出で立ちはこれまた2次元キャラのよう。

そんな対照的な2人ですが、並んだ時にしっくりくるバディ感とバランスがすごい!2人ともとにかくスタイルがいいから、並んだ後ろ姿が絵になりすぎる。

その他にも、大胆なスリット入りの着物にピンクメッシュ髪が似合う小悪魔風の揚羽ちゃんや、この世のものとは思えないような美しさと妖艶さを持つ麗波など、女性キャラにも要注目です。とにかくアニメからそのまま出てきたようなビジュアルの人しかいない。2次元のオタクには絶対刺さると思う。というかアニメ化してくれ~~~~

 

魅力的な登場人物

もうね、敵も味方もみんな大好きになってしまうと思う。

あんまり言うとネタバレになってしまうので程々にしておきますが、主人公の永流はああ見えてめちゃくちゃカワイイやつなんです。演出のいのうえさん曰く、イメージとしては『中学生のようなキアヌリーブス』(あまりに秀逸すぎる例え!)。己に流れる血と宿命に抗うまっすぐでピュアな好青年。キラキラ爽やかイケメンです。

その相棒・草臥のイメージは、いのうえさん曰く『ジムキャリーのようなヒュージャックマン(押し出し強)』(こちらも秀逸!)。陽気で騒がしい男ですが、そういう人ほど過去に何かあるもんですよねえ。オタク、そういうの大好き。敵側である身堂一家の息子、凶介と実は過去に因縁があるんです。笑顔の裏に隠された宿業。オタク、そういうの大好き。

とんでもない秘密を抱えた妖艶な美女・麗波(本当にとんでもない)を始めとするどこか憎めない愛すべき身堂一家や、この物語を象徴するようなドタバタ愉快なお梅さん一家、とにかくかっこいい(時にカワイイ)次郎長親分など、魅力的な登場人物がいっぱい!可愛い女の子と子分2人のドロンジョボヤッキー・トンズラー系の3人組(あくまで私のイメージ)も出てきます。スピンオフが見たいくらいにはめっちゃカワイイです。

そして一部の人に刺さりそうなことを言うと、カワイイおじさんもたくさん出てきます!ちなみに私の推しおじさんは大政さんです。

 

歌って踊ってお祭り騒ぎ

公式の動画を貼っておきます!イメージが伝わるかな?

そう、めっちゃ歌います。ミュージカル並みに音楽で物語が紡がれていきます。ほら絶対楽しい!

宮野真守さんはめちゃくちゃ歌うし踊るし、松雪さんと高嶋さんもそれなりに歌うし、木村了さんもちょいちょい歌います。新感線がお好きな方向けにいうと、おなじみ村木よし子さん、山本カナコさん、右近健一さん、そしてなんと川原正嗣さんが歌って踊ります。

曲調はロックだけではなく、ミュージカル調やバラード、ジャズやポップまで様々。その全てを多彩な歌声と表現力で歌いこなす宮野真守さんには要注目です!私の推し、最高なんです。

 

見応えありの殺陣

先ほど載せた動画にもチラッと映ってたと思いますが、殺陣も盛りだくさんです。見所としては、やはり主演の福士蒼汰さんの殺陣でしょう。今回は刀ではなく棒術です。その先端にパーツを付け替えることで槍にしたり、音叉として使ったりもしています。中でも1人で敵をバッサバッサなぎ倒していく1幕の見せ場がめちゃくちゃかっこいい。ふわっとなびく衣装との相性も抜群。綺麗な顔面と綺麗な動作のまま美しく戦います。これはもう観てもらわないことには何とも言えない。

あと次郎長親分が殺虫剤をシュッシュして戦ったり(?)もします。真相は劇場で確かめてください。

 

豪華な舞台セット

これに関しては私が説明するよりもこの記事を読んでもらったほうがいいかな。

【粟根まことの「未確認ヒコー舞台:UFB」】第131回「見せ転」 | えんぶの情報サイト 演劇キック 

そう、回転します。その見せ方が本当に面白い。とにかくド派手で豪華です。ガチャガチャしてます。この裏がこうなってて、次はこれに変化して…という見方をしても楽しめるのではないかなあと思います。場面転換には毎度圧倒されます。回るからこそできたオープニングの演出にも個人的には注目してほしいですね。

 

メインキャストのファンは観るべし

もう色々書いたのでわかると思いますが、とにかく福士くんのファンと宮野さんのファンは絶対に観たほうがいいです。ファンじゃなくてもちょっとでも好きだな〜って人は観たほうがいいです。仲良しな2人を見てなんかわからんがニヤニヤしてしまう人も観たほうがいいです。なぜここまで言うのかというと、今回の役は中島かずきさんが2人に当て書きした役だからなんです。当て書きとは、その人をイメージして役を形作り脚本を書くというもの。2人のエッセンスがふんだんに盛り込まれております。『口出し屋』という職業は、宮野さんからインスパイアされて生まれたものなのです。

私は宮野真守さんのファンなので言いますが、今までたとえば音楽活動をメインに追ってて舞台は観たことがないな〜って人も、今回は絶対観たほうがいいです。めっちゃ歌うし踊ります。声優としての宮野さんが好き〜って人も、そもそもこの作品めちゃくちゃアニメっぽいので絶対刺さると思うし、宮野さんめちゃくちゃ喋って美声を披露してるので観たほうがいいです。マジで観てくれ……後生だから……この最高な宮野真守を観てくれ……そして舞台俳優としての宮野真守さんの沼に共に浸かりましょう。金と引き換えに最高が待っています。

メインキャストに好きな人がいたら観たほうがいいです。みんな最高なので。でもメインじゃない人たちも最高だし大活躍してるので、劇団員の方たちを応援している新感線ファンの人も観たほうがいいです。つまりそこのあなた、観たほうがいいです!

 

光と闇のBL(BIG LOVE)

まだ話していませんでしたが、主人公バディとは別にもう一組、敵側にとんでもないバディが存在します。そちらもまた“男同士”。このBLがすごい2022!ちなみにここでいうBLは“BIG LOVE”の略です。詳しくは言いませんが、愛し合い共に生きる光のバディと、愛し合いながら殺し合う闇のバディです。どちらも大きな愛で、大きな意味での愛です。私はとにかく主人公バディに狂いまくっているオタクなのですが、正直敵側バディもめちゃくちゃ性癖にぶっ刺さってます。

この物語をボーイズラブと見るかどうかは解釈にもよりますが、おそらくそんなつもりで脚本を書いてはいないし(中島かずき脚本がお好きな方はわかりますよね?)、私もそれはちょっと違う気がするんですよね。BLの醍醐味の一つである男同士だからこその問題や葛藤などは全く描かれておらず、そもそも“男同士”という大前提すら揺らいでいたりもしますし。ただ当たり前にそこには恋があり愛が生まれる、そういう描かれ方をしていて誰も疑問に思ったりしない、それがとても好きだなあと思ってます。だからあえて“BL(BIG LOVE)”と言わせていただきます。

とはいえですよ。福士くんと宮野さんの仲が良すぎるためか、役の2人もいちいち距離が近い…!なんかもう愛し合ってるし結婚しました。これ以上は言いません。カーテンコールでのイチャイチャまで込みでお楽しみください。

 

この奇跡を目の当たりにせよ!

この舞台は、本来なら2020年に上演されるはずでした。それがコロナ禍により中止を余儀なくされたのです。

ちょうど2年前のことですね。残念ながら中止となってしまいましたが、完全に諦めたわけではなく。

その時にたまたま、新感線が既に劇場は押さえているけれど企画もキャストも決まっていない枠があったとのことで。それが2022年春。あとはキャストさえ揃えば……

皆さん多忙な方たちばかりですが、その段階でほぼ全員のスケジュールが奇跡的に確保できたのです。

そして延期が決定。幸運な偶然がこうして今に繋がっているわけです。

あれから2年経ち、世の中の状況はそう良くなってはいません。今でも様々な舞台が、関係者の感染などを理由に中止になったというニュースをたくさん目にします。演劇は今でも、一人でも何かあれば…そういう綱渡りのような状況なんです。それでもこの『神州無頼街』は、3月中旬から今まで全公演の幕が無事に上がっています。これだけ出演者も多くスタッフも多い大掛かりな舞台で、誰一人欠けることなくここまで来れたこと。皆さんの努力はもちろん、本当に奇跡的なことだと思います。そしてきっと、5月28日の千穐楽まで完走してくれる。そう信じています。

 

今だからこそ、たくさん笑ってとにかく楽しい、そんなお祭り騒ぎを一緒に体感しませんか?きっと生きるパワーを全身いっぱいにもらえるはずです。

 

 

最後に公演情報を載せておきますね。ここまで読んでくださってありがとうございました!劇場で会おう!

 

 

【公演情報】

2022年劇団☆新感線42周年興行・春公演

いのうえ歌舞伎『神州無頼街』

作:中島かずき

演出:いのうえひでのり

出演:福士蒼汰松雪泰子 高嶋政宏粟根まこと 木村了 清水葉月/宮野真守 他

公式サイト

 

東京公演

2022年4月26日(火)〜5月28日(土)

東京建物Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)

S席14,800円 A席11,800円 B席9,000円 ヤングチケット2,200円

『神州無頼街』チケットぴあ

『神州無頼街』ライブビューイング 2022年5月14日開催