MMのひとりごと

とある地方住みオタクの雑記

人狂道も宿命も 俺とお前でデストロイ!/いのうえ歌舞伎『神州無頼街』5/28昼

千穐楽から1週間経ったってマジですか!?今の所まだそこまでのロスは来てないんですけど、多分これからだな……

宮野さんのブログのこととかいろいろ、いろいろ言いたいことはありますが、とりあえずとっとと公演別の感想を上げたいと思います!

 

最終日、ラスト2公演。

相変わらず前日は全く寝付けず、早朝からブリリアホールを眺めてました(怖…)

そしてホテルで謎テンション。

もはやどこに属しているのかわからん出で立ちである。

若頭スタイル!(?) やっぱりね、2つは必要でしょうと。

 

席は久しぶりの3階席。後方上手側でした。

やっぱり3階後方、やけにガヤが大きく聞こえるんだよな……まあセリフは全体的に聞き取りやすくはあるのでそこは唯一良いところかも。

俯瞰で全体を見られるのはこれがラストになるので(円盤化されてもこの位置からの映像はないので)、なるべくオペラグラスは使わずに観ることにしました。

 

ねえ…このタイミングでもまだ気づきがあるってどういうこと!?身堂一家の最初の歌で凶介が麗波の椅子になってるとこ(「ようこそ地獄へ 親分方〜のとこ」)、凶介足バタバタさせてるんだが!?こんなことやってたっけ??

そういえばだいぶ前に、凶介と揚羽ちゃんの兄妹が2人とも小柄で可愛い〜〜みたいなことを言ってたんですけど、調べたら2人ともバリバリ平均身長って感じでしたね。ちっちゃい人扱いしてごめんよ!主役2人が180越えな上に蛇蝎が185センチで麗波が165センチなのでそりゃ小さくも見えるか。

改めて全体的な見た目のバランスが完璧すぎるんだよな〜〜身堂夫婦の身長差も完璧だし。バディがほぼ同身長なのも良すぎる。チューもしやすいしね!(?)

なんかバディのチューが見たいだけのオタクみたいになってますけど違うんですよ。草臥さんが赤ん坊にチューする流れでそのまま永流にもうっかりチューしちゃったりとかしてくれんかな〜〜〜とか思ってませんって!

 

名前呼びのところ、

永流「草臥ッッッ」 パチパチ……(拍手)

パラパラ拍手が起こってて笑ってしまった……いや永流くんよくできたね〜〜〜じゃないんよ!幼児か!?いやまあ……幼児かもしれん……

 

卯之吉「将来の夢は、ビッグダディになることです!」

まだまだ子供作るつもりですか!?続編でまた腹ぼてお梅さんになってたら面白いな!え??続編決まってないって??私の中では1年後にはアニメ化されてその3年後には舞台で続編(ドタバタ子育て時々ヤクザ編)が上演されるし更にその3年後には子供が15歳になって自分で生きる道を選んで旅立っていく神州無頼街3部作の完結編の上演が決まってるので……

 

輝け労動者〜〜♪の後、お梅さんが「働いた分だけおあしが出るんだ!」って言ってる時にいつもなら永流はもうステージ上にいてみんなのこと見てるんだけど、今回なかなか出てこなくて。お梅さんが振り向いて「先生〜」って言うはずのところでもまだいなくて、ちょっと遅れ気味のタイミングでサササッと早足で登場しててかわいかったな。裏で何があったんだ??何にせよ間に合ってよかったね!

 

賭場でちっちゃい金を高壱に投げ落としてシーーー(ヒ・ミ・ツ♡)ってしてる揚羽ちゃん、小悪魔アイドルすぎ〜〜〜あのシーンの揚羽ちゃん、百千代たちとはしゃいでキャッキャしてたりめちゃくちゃ楽しそうで可愛いんだよな……可愛い……だからこそラストを思うと胸がぎゅっとなってしまう……

 

今回の追跡蠍くんは「いのうえ」!性はいのうえ名はひでのりさんですか!?

 

もうさ〜〜〜手術後の顔近すぎバディ、3階席から見たら完全におやすみのチューなんだよな……ほらま〜〜たチューの話になってしまったやないか!どういうこと!?おい!!!優しく頬を撫でるな!!!

冷静な、めちゃくちゃ冷静な頭で考えてるんですけど、その場面って頬を撫でる必要あった!?いやないだろ!!背中をさするとか、頭を撫でるのならまだお兄ちゃんしてんな〜で済むところだったんですよ。壊れ物に触れるかのように、頬を優しく撫でるのはもう愛しちゃってんだよな。もしかして自覚ない??ッッッッッッカーーーーーーー勘弁してくれ!!!もう白状しますよ。チューしてくれ!!!なぜなら!私が!シンプルにその絵面が見たいから!続編で草臥さんがなんか死にかけてて永流が口移しで薬を飲ますとかそういうのでいいから……(勝手に死にかけさすな)(このオタク、どんだけ必死なん…)

 

「まずは逃げ道を探さねえと。なっ?」ここの草臥さん、「なっ?」で顔覗き込んでたのお兄ちゃんすぎてしんど〜〜〜〜〜恋してしまう……この辺り永流が珍しくブスッとした顔しててそれも可愛いんだよな。それでもちゃんと素直に棺桶入って連れて行かれてるのもカワイイね。

 

今回、私はお銑さんのラストシーンで絶対に拍手をするんだ!と意気込んでたんですね。お銑さんは割とラストが早いのでいつも拍手してもいいものだろうか…と思ってやめてたんですけど、やっぱり拍手で送り出したい!と思い。どうやら他にもその思いを持った方がいらっしゃったようで、パラパラと拍手が起こってそれが広がっていったの嬉しかったな〜〜お銑さん最高にカッコよかったよ!

影のMVPはお銑さんだと思うんですよね。棺桶にどれだけ助けられたよ。死後の人間が入るはずのものが誰よりも人の命を救ってるっていうのが面白いですよね。

 

身堂夫婦のラストシーン、すごかったな……何がどうすごいかって言われると上手く言えないのですが、とにかくすごかった。何でかわからないけど、涙が出てきたんですよ。ただただ美しくて、圧倒されて。神聖な空気すら感じたなあ。

う〜〜〜〜ん……蛇蝎の麗波に対しての感情はある意味純粋でわかりやすいんだけど、麗波の蛇蝎に対しての感情がイマイチわからん!あのラストには間違いなくBIG LOVEを感じるんだけど。女に作り変えられたことに関しては何の感情もなさそうなので、その辺りはどうでもいいことなんだろうな。極道の妻として生きることも楽しんでそうだし……もうここからもうわからん。麗波の愛って何!?自分を負かした相手であるこの男とならもっと面白いものが見られそうだって思って一緒にいるのならなんとなくわかる。理屈とかじゃないのかな。「こいつとなら永遠に斬り合い殺し合いたい」これが全てなのか。自分が死ぬ時はこいつも一緒にっていう??

麗波のことだけは考えても考えてもわからん。でもそれで正解なのかもしれないなあ。だからこそ浮世離れしたバケモノで、だからこそあんなにも美しいのかも。

 

今思い返すと麗波は永流に「殺すにせよ、生かすにせよ、アンタにふさわしい場を用意してやるよ」って言ってたんだなあと思ってハッとしました。結果的に麗波は「生かす」方を選んだわけですが、これが「アンタにふさわしい場」として用意されたものだと考えると本当にゾッとしますよね。きっとあそこで麗波が勝っていたらその程度のやつだったか、で終わってたと思うんですよ。だけど殺し屋の血に目覚めた永流を見て、刺されながらも満足げに見えて。最後の微笑みはそういう“呪い”だったんだろうな。アンタは殺し屋として生きるしかないんだって。

だけど残念ながら、永流には光の相棒・草臥さんがいるんだよな〜〜!麗波のそんな呪いもデストロイしちゃうんだよな〜〜!蛇蝎と麗波の企てだけでなく、宿命すらもデストロイ!最後は2人揃って笑顔で自分の生きる道を見つける。お前がいたからこそ!神州無頼街って、つまりはそういう話!

 

なんかこう、全体的にこの回で一旦“完成”した感があったな〜〜〜大千穐楽はお祭りなのでまた別というか。

 

ではでは、次はついに大千穐楽

公演別感想も次がラストです。ここまで読んでくださってありがとうございました!