突然のアニメ語りです。
元来アニオタという部類の人間であるため、たまにはアニメについても語りたいなーということで。これからも機会があればこういう記事も書いていきたいですね。
あくまで宮野さんについて語るブログなので、一応出演作限定で。
今回は「ACCA13区監察課」について語りたいと思います。→公式サイト
わからない方用にざっくり内容を紹介。
架空の国である“ドーワー王国”を舞台とした物語。
ドーワー王国は13の区に分かれ、それぞれが独自の文化を築き自治区として存在します。
主人公ジーン・オータスが所属する“ACCA”は、政治とは切り離された民間組織。国民の生活を守る目的で組成されました。そして13の区を回りながら不正がないか視察するのが、監察課であるジーンのお仕事なのです。
友人のニーノやACCA5長官…様々な思いが渦巻く中、ジーンは知らず知らずのうちに渦中の人物となっていた…
頑張って説明しようとしましたがうまくできそうになかったのでここで終わります。
ACCAは物語が2転3転どころか8転くらいした気がします。原作者様、絶対頭いい。
2回見ればここはこういうことだったのか!なるほど!となる部分はかなり多そう。
キャラデザ、世界観、作品の持つ空気感という点で私の中でここ数年最大のヒットでした。とりあえずドーワーに移住させてほしい。
当たり前にネタバレします。ご注意ください。
魅力的なキャラクター
キャラデザに関しては、睫毛バシバシ金髪王子と金髪ポニーテール美少女と大人な青髪美女という私の好みが詰め込まれたキャラたちが同時に拝める最高の眼福アニメでした。
ドーワー区周辺地域は金髪と青髪が多いという設定を聞いた時の私。
「ドーワーに移住したい!」
頭が弱いです。なにそのワンダーランド…
主人公が大人だという点も好みでした。そして最初から最後まで何を考えているのかが全く読めない。感情移入とは無縁な主人公ですね。もともとそういう目的でアニメを見る人間ではないですし、ゆっくり見るのにちょうどいい。見ていて疲れることがありませんでした。
大人な登場人物が多いため、ジーンの妹ロッタちゃんの可愛さが際立つ。料理上手でしっかり者の妹キャラ+金髪ポニーテール美少女ときたら後は白のワンピース着てひまわり畑走ってくれたら完璧じゃないですか…
ロッタちゃん可愛いよロッタちゃん…
青髪美女のモーヴ本部長もまた素敵で。私好みのかっこいい大人の女性です。ACCA本部の制服の露出の少なさがまたいいんですよ。だからこそジーンを食事に誘った時の大胆に背中と胸元の開いたドレス姿がグッとくるわけです。
お堅い上司だと思ってた人のあんなセクシーな姿を見てしまったら普段の仕事も手につかなくなりそう。
ドレス姿の本部長を見てジーンが「ACCA続けててよかった…」と赤くなってしゃがみこむシーンが大好きなのですが、ぼーっとしているようで意外とスケベというか普通に女の人にドキドキしたりするんだ…というのがまたたまらないんですよね。
そして我らが宮野真守ボイスのシュヴァーン王子。バカ王子なんて呼ばれています。国民からの支持は全くありません。ちょっとバカなだけでまだ何も悪いことはしていないのに、そこまで言わなくたっていいじゃない!と何度思ったことか。それにしっかり敬語は使える子なのできっと大丈夫だよ!
だって金髪王子なんてその容姿で生まれ落ちた時点で存在が世界遺産級じゃないですか。もっと大事にして!
リアル一国の王子も内面王子キャラもどっちも大好きだけど王家の血が流れてるのはやっぱり強い…
そしてなんでこんなに金髪王子が似合うの宮野さん…金髪じゃなくても王子は合うけどやっぱり金髪最高なんだよなあ。
最終話の王子は可愛すぎて全毛根が死滅するかと思いました。
私は 金髪は全員美しい顔面をしている と思っている節がありますね。夢を見たっていいじゃない。
世界観とデザイン
ドラクエで育ってきたタイプのオタクなので、全く違う特徴のある地を旅する(視察というお仕事ではありますが)というところにまずワクワクしました。
個性豊かな町並みやそこに住む人々にも特徴があり。13の区にはそれぞれACCA支部が設置されているのですが、そのACCA支部の制服も気候や文化に合わせたもので、このデザインが魅力的なんですよね。ファンタジーRPG好きにはたまらない要素です。
バードン支部の上下白制服はやっぱりかっこいい。トリコロールカラーのドーワー支部も好きです。
ドーワー王国民はおやつが大好きという設定もあり、とにかくスイーツやパンなど美味しそうなものがたくさん登場します。しかし私がここで主張したいのは、
おやつを頬張っているキャラたちが可愛い!
ということです。どんなにかっこいい男の人でも、可愛らしいスイーツを食べていると途端に可愛さしか感じられなくなります。
そしてこれには触れたかった。そこら中に溢れてる文字が日本語をローマ字にしただけという斬新さについて。
架空の世界で繰り広げられるファンタジー作品って、大抵文字は英語表記じゃないですか。なんとなくかっこいいのはわかりますよ。
へえ〜架空の世界でも英語は共通言語なんだね!日本人って英語カッケー!みたいなところあるよね!
と、斜めに見てしまう私はひねくれ者なのですが、ACCAの世界に溢れる文字は見た目はスタイリッシュだけど書かれている言葉はただの日本語という、それに気づいた瞬間に好き!!が溢れましたよね。はい。
地名なんかも日本になじみのある言葉が使われていたりして単純にわかりやすい。横文字が苦手で名前が覚えられないって人にも優しいです。
おそらくドーワーは童話からきていたり。ジュモークが割とじわじわきます。
大人な空気感
派手なアクションもバトルも無く全体的にゆったり進むので、見る人によっては退屈に感じるかもしれませんが、落ち着いて見られるのも魅力かと思います。
音楽もまた作品に合ってオシャレでありながら、主張しすぎず落ち着いていていい。
オープニング曲が作品に合ってて素敵だなあとずっと思っていたのですが、調べてみると音楽を担当している高橋諒さんがこの作品のために自らユニット結成までしたのだそうで。ドーワー王国にもし人気バンドがいたら…というイメージから始まったとのこと。
そりゃいいわけだ。
有名なアーティストを起用しないからこそ、より作品の世界観に寄せられるのだと思うので、一アニオタからすると失礼な言い方になってしまいますがこういうよくわからないアーティストだと嬉しかったりします。
キャラの関係性も大人で凄くよかったんですよ。キャラがみんな自立してるというか依存してないというか、ジーンとニーノの関係性もそうですが、仲良しなジーンロッタ兄妹でさえも突然どちらかがいなくなっても一人でなんとか生きていけそうなところが最高で。
その他演出も、ジーンの13区からの支持を13本のもらいタバコで表現するというのも何ともオシャレ。
言葉では多くを説明せず、見る側にも画や表情、間で感じ取ることを委ねられているような作品だなあと感じました。
大人のためのアニメ。
スイーツだけでなくお酒も飲みたくなります。
語りだすとついつい長くなってしまうもので、だいぶ抑えたつもりですがまあまあ長くなってしまいました。
この辺りで終わろうと思います。
機会があれば原作も読んでみたいですね。