宮野さんのライブツアーは最終日が終わるまでネタバレ禁止が暗黙の了解のようになっていますが、ここ数年は本人の口からもこういった言葉を言ってくれます。
これ、すごくありがたいなあと思うんですよね。
宮野さん直々に言ってくださったのなら、みんな絶対守ってくれる!良かった!
ということではなく。
簡単に言うと「無駄な争いが起こらないで済む」からです。
もしこの言葉がなく本当にただの暗黙の了解だった場合、
ネタバレしてしまった人に対して
「ネタバレ禁止だぞ!何してんだよ!」→「そんなこと言われてないし!」
と、「暗黙」が争いの元になってしまうと思うんですよね。
ネタバレ禁止だということを本人の口から言うというのは、これから初めて参加する人にまっさらな状態で楽しんでほしいという気持ちとは別に、ファン同士の面倒なゴタゴタを未然に防ぐためという理由もある気がしています。
そして宮野さんのすごいところは、「ネタバレ禁止」という言葉は使わないところ。
ファンは「禁止」させられるわけですから、本来いいことではないはずなのです。
「今日ここで巻き起こったことは、最終日が終わるまで秘密にしてもらえるかな?」
うまい!!!
言い回しは色々変わったりしますが、
「禁止」という制限を「宮野真守と秘密を共有している」という特別感、幸せな状況にうまくシフトしているのですよ!
ファンはもちろん「ハーーーーイ!!」と元気よく返事をしますよね。
さらにそこからです。
みやのまもるの よしよし こうげき!
これでファンは簡単に気持ちよくなってしまうんですね。
言うことを聞かざるを得ないわけです。
宮野さんは調教師の才能あると思います。
相手を気持ちよくさせながらも、自分の言うことを聞かせる。
こうやって改めて考えると、ものすごくSっ気があって興奮します。
ツアー中のラジオなどでは、「MCのことはネタバレにならないから話すね」と、さりげなく線引きをしているんですね。
どこからがネタバレになるんだろう…これは話していいのかな…?
というファンを安心させてくれるこのさりげなさ。惚れるしかないでしょう。
正直なところ私は、ファンがネタバレに過敏になりすぎているように感じていて。息苦しいなあなんて思うこともあるのですが、だからこそ「よくぞ言ってくださった!」という感じです。
人によってネタバレのラインが違うので、ライブ関連のことは何でもかんでもネタバレだ!っていう人がいたり、ぶっちゃけ面倒くさいんですよね。そんなにネタバレを見たくないのなら、どうにかして初日に参加するというのが一番だと思います。
そんな話はいいとして、
宮野真守は本当に優しくて頭のいいエンターテイナーだなあというお話でした。
ただ、「ものすごく考えてるんだろうな…」「大変だったんだろうな…」
という予想を簡単に破ってくれるのも宮野真守なんですよね。
意外と何も考えずにやってのけていたり、さらっと「そうだったっけ?」みたいなことを言い放ったり。
そういうところ!!!好き!!!!!
未だに宮野さんのことはイマイチ掴めていないところがあるし、掴みたくないなあというのもあって。
宮野真守に翻弄されるの、最高にゾクゾクします。
宮野さんにはたまに、「マモってこうだよね」と知ったように語るファンの畑を思いっきりブルドーザーで踏み荒らしながら「違いまーーーーーーーす!!!!!!」と叫んで欲しい気持ちになったりもします。
話が逸れたまま終わります。