MMのひとりごと

とある地方住みオタクの雑記

鎧に隠した小さな心は天に焦がれた雨雲となる/『髑髏城の七人』Season月 <下弦の月>2月3日昼夜

1週間ぶりに降り立ちました関東荒野。

 

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1月後半から毎週末遠征、スーパー髑髏城月間となっております。

 

 

さて、節分公演だったこの日。アドリブも節分スペシャルで、私が観た中でもかなり自由な日でした。Season月のこの期間はイベントごとが多いですよね。まあ約3ヶ月間もやってるっていうのがまずすごいのですが。恵方巻きも食べてないし豆も投げてないのにしっかり節分気分を味わいました。

 

 

ではでは今回も感想&レポなど書いていきたいと思います。

コラボカフェにも行ってきたので、それについても一番最後に。

 

 

そして鈴木天魔王拡樹さんのお話もしておりますよ〜

 

 

今回も順番めちゃくちゃです。

 

 

 

天魔王「ここが髑髏城ここが小田原城猿が陣を敷くとすれば?ハァ〜イここ!石垣山」

 

 

カーテンコール2回目、いつも廣瀬蘭兵衛さんが羽野太夫さんをエスコートするというのがお決まりになっていますが、この日のマチネでは羽野太夫さんの手が着物に隠れてなかなか出なくてモタモタしてて可愛すぎました。

 

 

「あーそれは。渡京お前また裏切るのか、それでも侍か」

ここの霧丸ちゃん、どんどんわざとらしくなってきてますよね(笑)というか始めの頃はこんな感じじゃなかったので、見ている私も本当に裏切るのかと思ってたし霧丸もそう思ってるのかな?って感じでしたが、すっかり笑いが起きる場面に。これは松岡広大くん、やりましたね!グッジョブ。

 

 

髑髏城に乗り込んだところ、兵庫と太夫が手つないで走ってる!!いや、今までもそうだったとは思うのですが、この日のマチネが下手側のサイド席の一番端だったもので、こっちに…こっちに向かってくるよ…!って感じで真正面から見ることになり、なんかとにかく萌えたって話です。二人のこと大好きなのになぜ今まで意識して見てなかったのだ…私の目は節穴か。いやなんか、こんなに手をつないでる感今まで出してましたっけ!?って感じで…

普段はおバカ全開なのにこういう時迷いなく愛する女の手を引ける木村兵庫さん男前すぎでは?これ以上私を惚れさせないでくれ…そしてしっかりその手を預けて守られてくれる羽野太夫さん本当にいい女すぎる。

この二人について語りだすともれなく長くなります。だって萌えるんだもん。

 

ところでこのシーン、兵庫と太夫と贋鉄斎チーム・霧丸と渡京チームで分かれて行動するわけですが、渡京の台詞

「兵庫と極楽が敵の気をひいている。今のうちに行くぞ」

贋鉄斎ーーー!ドンマイ!

ちょっと気になってた部分です(笑)

 

 

そういえばこの日のソワレ、一幕ラストの蘭兵衛の見せ場の殺陣でちょっとしたアクシデントがあったんですよ。蘭兵衛の刀は普通の長い刀の中から小刀が出てくるような仕組みになってるというのがこの殺陣の最後に明らかになるわけですが、刀を鞘から抜いたタイミングだったかで長い方の刀が吹っ飛んでしまい…一瞬ハッと後ろを見た廣瀬蘭兵衛さんでしたが本当にそれだけで、動揺を見せずに小刀だけでずっと戦い続けていて素晴らしかったです。ラストもやられる側含め上手いことやって危なげなく戦闘は終了。初見の人はたぶん気づかなかったと思います。

「無界屋蘭兵衛最後の大商いだ」で刀を放るのももちろん小刀だけ。その仕草も心なしか乱暴に見えて、うわ最高かよと思ったりもしました。本人はハラハラしたと思うし私もハラハラ見守ってしまいましたが、こういう時に舞台での経験値が物を言うなと感じさせて頂きました。さすがです。

 

 

はっきりといつからかは忘れてしまったのですが、最後の川での戦闘シーンの宮野捨之介さん、足で敵に水をかけたりしだしたのはこの日辺りからだった気がします。あれめちゃくちゃ好きなんですよ。決してかっこいい戦い方ではないじゃないですか。霧丸と寄り添うように、支え合うように、泥臭く必死に生きようとする姿。自分は死んでも霧丸だけは助けたいという気持ちからの必死さかもしれない。とにかくすごく生きている、そう感じた場面でした。

 

 

 

 

 

 

●日替わりネタ&アドリブなど

 

 

昼の荒武者隊「縦の糸はあなた〜♪」(中島みゆき『糸』)

 

夜の荒武者隊「妖精たちが夏を刺激する♪」(T.M.RevolutionHOT LIMIT』)

 

 

 

 

・兵庫のずらごまかしネタ

 

兵庫「ずら…ずら……ずらまき!太夫、ずらまきしようぜ!」

捨之介「ずらまき?ずらをまくの?」

去り際

兵庫「今年は南南東です!」

蘭兵衛「全く怖いもの知らずにもほどがある」

捨之介「ずらまきって何だ?」

蘭兵衛「知らん」

 

ここ、捨之介が何か言っても今までスッとしたままだった蘭兵衛ですが(多分笑いこらえてる)、まさかの返答!このやり取りがなんかツボでした。

 

 

兵庫「ずら…ずら……ズライベート!ズライベートを晒したっていい!なんなら豆をまかれたっていい!太夫!たくさんまいてくんろ!」

捨之介「急に節分!」

兵庫「皆さんの元にも福がやってきますように!」

捨之介「急に節分!」

 

 

 

・贋鉄斎の庵での生駒さん

 

生駒「生駒無理なの!潔癖だから!節分で鬼は外〜って豆まくけど、世界を汚すのやめて!せめて小パックに入ったやつまいてって思ってるタイプなの!」

 

 

生駒「生駒無理なの!潔癖だから!豆まきで鬼にふさわしい人ここにはたくさんいるし、でも散らかるの嫌だな〜って思ってたんだけど、いいこと思い付きました!まいた豆を、口の中に入れる。まいた豆を、口の中…

贋鉄斎「刺せー!」

 

 

 

・捨之介と贋鉄斎

 

頭に刺さった刀を抜こうとするくだり

贋鉄斎「待って、頭皮を押さえるから」

捨之介「なんでだよ!」

贋鉄斎「たぶん何か大変なことになるんだよ」

捨之介「ずらまきになるのか?ずらまきはまずいな!」

 

刀が抜けて手に当たっていてってなる捨之介(かわいい)

 

話を戻そうとする捨之介だが…

捨之介「で、大丈夫なのか?そんなぶっ刺さって」

贋鉄斎「この刀もうだめだな。ナイフにするか」

捨之介「なんで?どういうこと?(笑)適当なこと言うんじゃないよ!」

贋鉄斎「ケーキカッターとかな。初めての共同作業!」

捨之介「なんでお前とやらなきゃなんねんだよ!」

贋鉄斎「国内初の同性婚ってな」

捨之介「時事ネタか!」

 

完全にコントというか漫才…いいコンビすぎる

自由すぎる贋鉄斎もやばいですが、捨之介の瞬発力はさすがお笑い大好きなだけありますね。

 

出口のところで半分隠れてる捨之介

贋鉄斎「お茶目なの?『やってる?(のれん捲る真似)』って?」

 

 

刀が頭から抜けた後、曲がった刀を見て

贋鉄斎「これ鍵か。ジャイアント馬場専用の鍵か」

捨之介「鍵がでかかったらおかしいだろ!好き勝手喋りやがって」

 

剣花道について語ってる贋鉄斎。刀を鉢に刺す場面で狙いがずれて刺さらず笑いが起きる

贋鉄斎「細かいよ!見て見ぬふりするところでしょ?」

捨之介「ちゃんとやれよ!」

贋鉄斎「え〜と…なんだっけ?え〜と」

捨之介「試行錯誤あってこその…」

贋鉄斎「おおそれだ」

捨之介頭を指でつんつん(かわいい)

 

 

 

 

カーテンコール3回目、鬼のツノを指で作ったり豆まく振りしたりとにかく可愛い下弦ファミリーでした!

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは天魔王(鈴木拡樹さん)について語っていきます!

 

 

 

天魔王が誕生するところから始まるの、めちゃくちゃアツいんですよ。アニメで言うアバン部分ですね。

「今日から俺が…!……いいや、私こそが第六天魔王だ」

興奮気味に鎧に手を伸ばすもすぐにスッと冷静になり、一人称を「私」に変える。この話前もした気がするのですが、天魔王さんわりと形から入るタイプなんですかね。

しかし天魔王さんの言葉選びめちゃくちゃ楽しいし真似したくなる。

「浪速の猿か駿府の狸か。笑止!人面獣心の輩が。身の程を知れ!」

「天は落ちても天の意思は滅びない。いや、地獄の業火となって燃え盛る。この天魔王の手によってなぁ!」

「地を這う乾物ども、髑髏城で…待っている」

ここの3連、耳に残って仕方ないです。

 

さて、鈴木拡樹さん。私が知ってる鈴木拡樹さんと言ったら、宮野さんと一緒に載っている雑誌や髑髏城関連の番組での姿だけでした。一歩引いたところで見守る「大和撫子」なイメージだと前に行った覚えがあるのですが、そのイメージは今も変わりません。

というかこれを書いているタイミングではすでに千龝楽を終えているので言いますが、せんべい撒くの下手な鈴木天魔王さん可憐すぎない?そして廣瀬蘭兵衛さんの脱ぎ散らかした着物をきれいに畳む鈴木天魔王ママの話はいろんなところで聞いていましたがついに新感線公式ツイッターさんにまで…

 

これめちゃくちゃ和みますよね。

 

そんな鈴木拡樹さんの天魔王。宮野さんがラジオで下弦の皆さんについて「性格や人間性がぴったり」と言った上でこんな風に言っていました。

すごく真面目でストイックで努力家な次男坊的な拡樹くんの天魔王」(『宮野真守のRADIOSMILE』12月2日放送分)

私は天魔王を見た時、初めはあまりにも本人とイメージが違うということに驚いて、鈴木拡樹さんらしさなんてものはあるのか?自分とは全く別の人物になりきることこそがもしかしたら鈴木拡樹さんらしさなのかもしれない…

そう思っていました。でも宮野さんにはしっかり彼らしさが見えていたんですね。

 

私も何度も通ううちになんとなくわかってきた部分もありました。上弦の早乙女天魔王さんを観たことも大きかったのですが、鈴木天魔王さん、とても人間だ…

自分の弱さに気づいているからこそ捨之介から指摘されてあんなにもブチ切れたのかなと。無敵の鎧を着て大きく振る舞っておどけたような喋り方をしてみても、隠しきれなかった弱さ、小ささ。蘭兵衛といる時の天魔王は蘭兵衛の脆さにつけ込んで的確に弱い部分を突く賢さや余裕が見えるのですが、捨之介に対してはやりにくそうというか。見透かされそうで怖いのかな…

宮野さんの話では、実際の年齢感で関係性を作っていったところもあるとのことで、そうなると捨之介が一番お兄ちゃんなんですよね。再会シーンでの捨之介の「やっぱりお前か」の言い方だけでもここの関係性やかつての距離感が見える気がして好きな部分です。

 

あとこの話は何度でもしたいのですが、鈴木拡樹さんの華奢な体格だからこそ、鎧を剥ぎ取られた時の天魔王の小ささや惨めさが際立って、本当に象徴的なシーンになっているなあと思います。というか鎧を着ていると小さく見えないのもすごい。

 

 

 

最後に鈴木天魔王さんのピンポイント!ここが好き!のコーナー

 

人の欲望をこねこね

しゃぁおおぉぉぉぅし!

牢屋にて「捨之介ー!」高速カンカンカンカン!

蘭兵衛への口移し後の顔(何て顔してんだ)

 

パッと思いついたのだけ軽く書いてみましたけどじっくり思い返せばまだまだ出てくると思います。

 

いやしかし鈴木天魔王さん、めちゃくちゃ顔動く。あんなにシュッとしてるのに顔筋バキバキなのでは?宮野さんと同じステージに立っていながら宮野さん以上に顔の動く人に初めて出会ったかもしれない…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ではコラボカフェに行ってきましたので写真載せておきます!

 

 

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1回目はマチネ開演前に行ってきました。11時30分開店なので実質20分くらいしかいられませんでした。

ということで、

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ダブル蘭兵衛!あ、この日はマチネに妹を連れて行ったのです。そしてカフェに付き合わせた。

 

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色んな展示

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この他撮影禁止の衣装デザイン画の展示もありましたよ〜

 

 

 

そしてこれは次の日になるのですが…

お一人様で予約して再び。

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下弦の月プレート

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うさぎさんがいます

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夢見酒

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髑髏ティラミス

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特典のコースター

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堪能させていただきました!

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは今回はこんなところで。

 

 

 

ここまで読んでくださってありがとうございました!