ついに当日となりました。
落ち着かなすぎて真っ昼間から飲酒してる。
ちょっとそれっぽいものを選ぶオタク(笑)
inジョナサン
このオタク、もう既に楽しんでんな〜〜
本当に、本当に、今日、私は観られるんですね??
信じて大丈夫??直前で中止になったりしない??トラウマ植え付けられてんのよこっちはさ……本当に大丈夫ですよね??
楽しみ……なのかな私は……なんだかしっくりこない。いや、きっと、「楽しみ」なんかじゃ足りない感情。この日に懸ける思いが強すぎて、待ち焦がれすぎて、今日を迎えるのが少し怖くもあったんですよね。心の準備をする間もなく当日を迎えて、何もわからないままぐっちゃぐちゃになってしまいたかった。
あまりにも落ち着かないので、今回は私とジョジョの関係?とか原作のここがいいよね~みたいな話をしてみようと思います。
「ジョジョの奇妙な冒険」
宮野さんのミュージカル出演をきっかけに原作を読むことになるまでは、存在は知っているものの特に触れてこなかった作品でした。
有名な作品ですし名前はもちろん知っていて、断片的な情報だけはあったんですよね。
主人公が毎回“ジョ”の付く名前であることとか、有名なセリフ、独特な擬音、”ジョジョ立ち“……オタクなのでシリーズのアニメ化が決まる度に話題になっているのも知っていました。今回の”ジョジョ“役はこの人がやるのか~とか、内容は知らないのにキャラのビジュアルと担当声優だけ知っているという、いわゆるミリしら。オタクあるあるですね。 なので、宮野さんがディオをやるという情報を見た時の最初の印象が、子安さんだ!だったのと、ビジュアル含めて絶対に合う!ということでした。
と、そこから原作に触れてみようという気持ちになったわけですが、とりあえず第一部だけのつもりが、今現在なんと第三部の途中まで読み進めているところです。普通にハマっとるやないか!
※原作のネタバレがあります
なるほど“人間讃歌”…… 人間だからこそ持つ恐怖心、弱さ。それを持っているからこそ持ち得る勇気、乗り越える強さ。そして命の尊さ。美しさ。
対照的な2人の少年の出会いから始まる、数奇な運命……
やっぱり推しが演じるからというのもあり、ディオを中心に追ってしまう。憎い父親の血を自分自身の中に感じる度、苦しんでいたディオ。きっとどこまでも人間だったからこそ、人間をやめてしまったディオ。作中では…というよりも、周りの人間や本人は「生まれながらの悪」だと思っているけれど、ジョースター卿だけはずっと性善説を信じてるんですよね……自分の育て方が悪かったから、父親のことも自分も生まれが貧しかったらきっとそうなってたって。ジョナサンはずっとディオのことを疑っていたけれど(そりゃそう)、ジョースター卿は決して疑うこともせず、何があっても憎まず、誰よりも聖人で……そしてジョナサンはその貴い魂を受け継いでどんどん聖人のようになっていくし、そしてあのラストですよ……
先のことを知っていると、エリナさんとスピードワゴンの絆にも泣いてしまう。一人の男に惹かれ、愛した2人。ジョナサンの“普通”の無邪気な少年の心を知っているエリナと、死闘を見守ってきてその気高さ・心の強さを目の当たりにしてきたスピードワゴン。決して男女の関係になることはないけれど、ずっと共に支え合って生きていったのだろうな。
ジョジョはファンタジーだし絵柄や表現のキャッチーさが目立ちがちですが、“人間”の描き方が妙に生々しい時があって。私が特にドキッとしたのは、ダニーを失ったときのジョナサンの行動でした。2時間だけ眠って、目を覚まして、ダニーが死んだことを思い出してそこで初めて泣くんですよね。悲しみから目をそらそうとする“人間”の心理をこんなふうに描くのか…と衝撃を受けました。第二部のシーザーの時もそうでした。
あと各話のタイトルでぶっ刺してくる時ないですか??「ディオとの青春」とか……ここで青春という言葉を持ってくるのがあまりにも天才で……彼らの中の「友情」と、その描かれ方の変化がこの物語の核だなあと思っています。だってあの終わり方なんて、予想もできなかった。とんでもないですよ。
あくまでビジュアルと雰囲気だけの話になりますが、松下優也さんは耽美さと特に終盤の気高い魂を感じますし、有澤樟太郎さんは育ちの良いお坊ちゃんだけどどこか親しみのあるジョナサンにぴったりな気がしていて、今から2人の違いも含めてわくわくしています。
先ほど第三部まで読んでるという話をしましたが、つまり、彼が登場しているということです。そんなことになってたんかよ……狂っちまうよこんなの……
始まりの2人……あまりにも数奇な運命……
突然ですが、ただ今劇場です。
リアルタイム過ぎる。
というわけで、話はこれくらいにしておきます。では、行ってきます!