MMのひとりごと

とある地方住みオタクの雑記

引き合う星は奇妙な運命に導かれて/ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』2/23昼(イープラス貸切)

2/23昼 イープラス貸切公演

Wキャスト 松下ジョナサン×廣瀬ツェペリ

ついにこの時がやってきました。正真正銘、my初日…になってしまった回です。
まさかの初っ端から貸し切り公演ですよ。情報量が多い!記憶がない!

まず最初に、私はこれから素晴らしかった!って話をたくさんすると思います。ただ、中止にされた事実と悲しみ悔しさ怒りの感情をなかったことにはしないし、観られなくなってしまって今も苦しい気持ちの人がいるってことも絶対に忘れないので。ってことは言っておきます。

イープラス貸切公演ということで、会場のいたるところにチラシが。プラみちゃんの存在もイープラスポーズも全く知らなくて、へ〜〜~なんて思っていた開演前。後にしっかりこの件が回収されるとは……

アクリルカードの使い方がいまいちわからないんだけどこれあってる??宮野ディオ様、帝劇がお似合いになりますね。

 

ここから3公演連続で観ることになるわけですが。本当は!こんなはずではなかった!!最初っから詰め込みたくはなかったんだ……

本当ならさ、初日に1回観て帰って、それをじっくり反芻し、次の10日はもう少し冷静に昼夜でWキャストを観て理解を深め、しばらく間がある間に色々考えてさらに深めて場合によってはアニメを見たりしてからのこの23日…のはずで……私の中でこういう見方をしたいって考えたうえで日程やWキャストのバランスや席種など計算して完璧なスケジューリングでチケット取ってたわけよ。全て狂っちまったよね!!!

まあこの話は置いておいて……

 

席は2階席、最後列。まさかの上手側一番端っこでした。B席ってそんなに悪くないよなあと改めて思いましたね。距離はありますけど、遮るものが何もなくてめちゃくちゃ見やすい。全体の演出がよく見えるので、初見にはちょうどよかったかもしれません。耳が肥えてないので音のことはよくわからん。コスパ的に中途半端にA席取るより良い気がします。

 

初見なので、この回というよりこの作品自体の感想になるかと思います。初見の感情とメモを頼りに書いていきます…!

 

(当たり前にネタバレ祭りです)

 

始まってから数秒、年老いたスピードワゴンが登場した瞬間に、ああ、このミュージカルは本当に原作が大好きな人が作ったんだな……というのが伝わってきましたよね。今回の第一部だけじゃなくその後も含め。

いや~~なるほど。スピードワゴンがストーリーテラーの役割を担うのはなるほど…と唸らざるを得なかった。特別高い戦闘力を持つわけではないけれど、人を見る目があり、ジョナサン・ジョースターという男に魅せられその戦いの一部始終を唯一目の当たりにした人物なんですよね。それもただ喋るのではなく、ラップで語るというのがミュージカルならではでもあり、ミュージカルとしても新しさを感じ、もう最高になってしまった。この役割は彼にしかできん……原作を知らない人にとっても、説明してくれる人がいるのはわかりやすいですしね。

 

最初だし、深いことはあまり考えずに歌や演出などの表面をとにかく楽しむぞ !オペラグラスもまだ使わんぞ!と挑んだ今回。いや〜〜〜〜なんというか、本当にすごくて、結果的に、記憶、飛んじゃったよね!最後のシーンで

「て!!???!?!!?てッッテてて手!???!!??」

になってぶっ飛んじゃったよね。手………………

 

ということで、とりあえず初見で強く記憶に残ってる部分だけでも挙げてみます。

 

・回る2枚の壁と傾斜のあるステージ

なんかすごかったな……言葉にするのがめちゃくちゃ難しい。回る盆は無頼街でも経験済ですが、プラス壁まで回るからわけがわからない。これは実際のステージで時間かけて稽古しなきゃ無理に決まってるだろうが~~~!

 

・少年ディオ

衣装めちゃくちゃかわいいな!?サスペンダーは正義。少年っぽさがあって可愛くてかっこよくて……

「なんだい父さん」一言目からディオすぎてすごい。あと声がよすぎてびっくりしてしまった。お前は何年宮野真守さんのことを追ってるんだ……

それにしてもディオの最初の歌がバラードだとは思わなかったです。なるほど、そういう描き方をするんですね。と理解。

 

・馬車降りディオ

ディオがジョースター邸に到着して馬車から降りるシーンは原作でもかなり印象的なシーンでしたが、あれを完全再現!もうこれ見た瞬間に「優勝!」って言った(言ってない)もんな。もう元取れた…は言い過ぎですけど、そのくらい最高でした。効果音まで全部文字で見えた気がするもんな。

 

・ダニーがめちゃくちゃ犬

ダニーはどうなるんだろうな〜とは思ってたんですよ。さすがに本物の犬を舞台に上げるわけにはいかないし、キャッツみたいに人間がやるのはさすがに違うだろうし。ダニーは登場させなくても物語は成り立つので、その辺りはカットする方向かな〜って。そしたらちゃんと登場したし、遠目からだと余計にめちゃくちゃ犬ですごかった。あの手足や頭の滑らかでリアルな犬の動き、どうやって!?どんな素材で!?あと動かしてるのが工藤広夢くんで嬉しくなっちゃったな。なぜか宮野さんの出演ミュージカルに毎回のようにいる工藤広夢くん……

 

・ジョースター卿による紳士としての教育

お勉強と食事作法のシーン大好き。2人同時進行だから目が足りん。全体的に余裕があって斜に構えてるディオとお子様なジョナサン……少年期カワイイよ……ディオはメイドさんにお花渡すな……好きになってしまうだろ……

 

・ズキュゥゥゥゥン!!!

ズキュゥゥゥゥン!!!

ここは絶対にフリじゃダメなシーンだと思ってたので、ガチでやってくれて嬉しかったな。なんかこういう、再現する場所がとにかく的確というか、ここは絶対に原作通りやってほしい!っていうシーンは外さないでいてくれる辺りからも本気の原作愛を感じる。

とかそういうのはとりあえず全て置いといて、推しのキスシーンなんてなんぼでも見たいですからね。美味しくいただいていますありがとうございます!というかさあ……なんかえっちくなかったですか??記憶が飛んでて……

 

・推しの体幹やばい

人間やめて上から登場するとこ、まず手が最初に出てくるのも原作通りで、これからくるぞ…!っていう恐怖感や期待感を高めてきて最高~~からのワイヤーだ!?あのゆっくりした速度でポーズを保ったまま吊られて動くのめちゃくちゃ体幹が必要だと思うんですが……

更に一幕ラスト。スローモーションでジョジョにぶっ飛ばされて体を反った状態で吊られてそのポーズを保ったまま動かされる…だけでもすごいのに、歌った??叫んだ??あれは生ですか?さすがに録音??何にせよ人間超えてる。

ここのシーンはマジでミュージカル史上に残る名シーンだと思います。色んな意味で壮絶すぎる。ポカーン口開けて見ることしかできなくて口めっちゃ乾いた。

 

・スピードワゴンの日替わりアドリブコーナー(?)

2幕開けスピードワゴン、今日はイープラス貸し切り公演なのでね…みたいなこと言ってたし最後にイープラスポーズしたの笑った。

 

・メメタァ

波紋ソングめちゃくちゃ楽しいな〜〜と思ってたら……

\メメタァ/

それ言うんだ!?おもろすぎ。あんなに綺麗なメメタァって存在するんだ……

 

・エッチな動き

2回目の波紋ソングの時、戦ってるジョジョの上でディオがなんかエッチなダンスしてなかった??(してた※3回目済)

 

・手

手、繋いだ!?気のせいですか??(気のせいではない※3回目済) ここで様々な記憶が飛ぶ。

2人で1人………………

 

・カーテンコールのマント捌き

ねぇ〜〜〜〜〜美しすぎない??狂っちまうよ……神様ディオ様宮野様……

しかしディオ様なのは1回目のカーテンコールまでなのであった。宮野さんの笑顔が見られて嬉しいよ〜〜あんな壮絶なラストからのこの切り替えですからね。まあそうじゃなかったらこんな心身ともにハードなステージを1日2回もできないか……

 

他にも言いたいこと軽く500個はあるんですけど、初見感想ということでこのくらいにしておきます。次回以降はもっと細かい話や深いところまで語っていきたいですね。では最後に、貸切公演のカーテンコール挨拶レポ(記憶はない)をしておきます!貸切公演は挨拶があるからやっぱりお得感ありますね。

カーテンコール挨拶

松下優也さん、飄々としたおもしろ兄ちゃんって感じでいいですね。ドンと構えてくれてるので安心感ある。何を話していたかは忘れましたが……関西訛り丸出しだったのは覚えている。

宮「どうもディオやってます〜〜。ジョジョは日によって違うんです。今日は松下優也ですね」

松「なんか有澤じゃないな~って思ったでしょ?」

宮「彼にはいつも助けられてます。僕がしんどそうにしてたらこれ良いよ~って」

松「いけない薬じゃないですよ〜」

宮「サプリね!くれたり、ン゛ン゛ッ ってしてたらこれ喉に良いお茶~ってくれたり」

松「2人で1人ですからね」

このちょいちょい茶々入れてくる感じね(笑)

宮「個人的に彼と一緒に歌えるのがとても嬉しくて。アーティストデビューがちょうど同じ頃で、デビューの頃から彼の歌を聴いてたし、音楽プロデューサーも同じだったり。その方が先日観に来てくれて、誰よりも喜んで帰っていきましたね(笑) それが今こうやって一緒にステージに立って…数奇な運命ですね〜〜奇妙な物語ですね〜〜」

そして最後に…

宮「(ダリオ役のコングさんに向かって)お父ちゃん何かやりたいんだっけ?」

お父ちゃんって可愛いな!?なんだなんだ?と思ったら…

宮「イ〜〜〜?」\プラス!/

みんなでイープラスポーズで締めた愉快な挨拶でした!カンパニーの雰囲気の良さが伝わってきてとてもほっこり。

というか宮野さん、あんなに完璧で美しいマント捌きを披露してたのに、挨拶になった途端そのマントで両側から体くるんでて(たぶん無意識)急によんじゅっちゃい児だったんですが……カーテンにくるまって遊ぶ幼児??キュートすぎんか??なにあれ??

 

最後の去り際に宮野さんと松下さんジョジョ立ちやってくれるファンサ最高〜〜

 

そういえば帝劇、今まで意識したことなかったんだけど謎の石仮面めっちゃあって怖かった……

 

 

ところで少し話が変わりますが、my初日の数日前。

これまず「中止」の文字が真っ先に目に入ってしまって心臓止まるかと思ったよね。本当にさ〜〜〜「中止」「初日」は私にとって特大センシティブワードなので……突然現れるとドキッッッなるから……

というかやっぱり帝劇公演の配信は無理だったか……とちょっと残念ではあって。一番最後、大千穐楽を配信してしまうのってもったいなくないですか?というのも、興味を持って配信を見てくれた人が、これ生で観たい!って思ってももう叶わないんですから。まだ地方の平日はチケットが取れるわけで、それならできるだけ早くに配信した方がいいと思うんだけどな…というのが私の考えです。まあ単純に準備に時間がかかるってことかもしれませんが。

私自身としては、タダで11,000円相当の2公演も観ていいんですか!?の気持ち。シンプルに嬉しいですね。

 

ではまた1時間半後に……いや1時間半!?あんなハードなステージをたった1時間半の休憩(準備があるから実際はもっと短い)でもう1回やるんですか??というやばさに恐怖すら覚えたのでした。