『神州無頼街』初日公演を観劇してきましたよ〜〜〜
ネタバレなしの感想は既に書いたので、今回はガンガン内容の話もしていきます!
と言っても何から言えばいいんだ…?と途方に暮れているので、前回ここで書いた個人的な見どころを軸に語っていきますね。
・オリックス劇場のポテンシャル
私が知ってる劇団☆新感線といったら、客席が回るステージアラウンドでの『髑髏城の七人』だけなので、「回らない新感線」ってどんななんだ?と思ってたんですよ。それもまあよく考えたら変な感覚なんですけどね。そしたら……ん…??まわ……った……??
なんと、オリックス劇場のステージ床がセットごと回ったんです!オリックス劇場〜〜お前そんなことできたんか!?というわけで今回もある意味「回る新感線」でした!
建物の中に入るシーンからの、ぐるっと回って建物の中でのシーンに切り替わるのはおお〜〜!となりました。お見事。
・さながらアニメのオープニング
相変わらずオープニングめちゃくちゃかっこいい!ロック調の音楽が流れる中、タイトルをバックにポーズを決める2人の絵になること絵になること…!そこから宮野草臥さんの歌が始まるのもかっこよ〜〜〜痺れた!オープニング主題歌じゃん!アニメ好きな人は絶対好きなやつですよ。ここでも回る床がいい仕事してましたね。
というか歌が多いとは聞いてましたがここまでとは思ってませんでした。宮野さん以外の人もめっちゃ歌うやないですか!これほぼミュージカルでは??
・シュッシュッシュ♪
前回のブログでもツイッターでも言ったんですけど、私の頭の中を支配して離れてくれないのがこのシーンです。観た方ならわかりますよね?ずっと思い出しニヤニヤしてるのでもう私はだめだ……このままではドラッグストアで殺虫スプレーが並んでるのを見ただけで笑い転げてしまうかもしれない……
草臥と次郎長が結託して、さあ身堂を打ち倒すぞ!とかっこよく歩いてきたかと思ったら、真面目なテンションのままめちゃくちゃポップな曲が始まるのほんと無理……シュッシュッシュ♪じゃないんよ……
殺虫スプレーのCMソングか??というか幕末に突然そんな文明の利器が登場するのオモロすぎだしそんな方法でサソリ倒すシーン1個もないし無駄にオシャレだしかっこよくキレキレに歌い踊るのやめて??ツッコミどころありすぎてもはやツッコむのも野暮みたいなところある。
ロックやらジャズっぽいのやらバラードやらミュージカル調やら色んなタイプの楽曲があったけど、これが一番「アーティスト宮野真守」感あったの笑うしかないんだが……サソリを踏みつけるみたいな振り付けがめちゃくちゃ好きでした。これはもう見てもらわないことには伝わらない面白さですよ……思い出すだけでずっとニヤニヤしてるもんな……
・変態夫婦
身堂夫婦が「変態夫婦」だとは聞いていたので、どういうタイプの変態なんだ?と思ってたんですよ。敵をいたぶり殺して楽しむタイプの恐ろしい変態なのか、下ネタ全開のヤバい変態なのか……
いやはやそんな想像を遥かに超える変態でした。殺し合いながら愛し合った2人の男……お互いにお互いを作り変え……強烈すぎやろ……最後の最後までとんでもない変態で最高だったな。
というか麗波が永流の父親だとかさすがに予想できんわ!自分の父親を女に変えられた(物理)永流、どんな気持ち??
・王道かと思いきや……
いやさ、敵の親玉が主人公の父親みたいな展開って王道ではあるじゃないですか。有名所だとスターウォーズとかね。だからもしかしたら蛇蝎が永流の父親?という展開は予想できたんですよ。まさかのそっち!?!?
あと草臥さん、ビジュアル見た時に右目に傷跡があったので、明るく振る舞っているけれども過去に人斬りとかやってた闇深さがあるのでは…と思ってたんですね。それこそ王道じゃないですか。そしたらやっぱりそんな感じの展開きた!!…え?仕事がない??掃除??箒作り??そんなんあり??右目の傷跡はただのドジなの何なの????闇がありそうで意外とない草臥さんめっちゃ好きです。その役回りはどちらかというと永流の方でしたね。
・衝撃(?)のラスト
草臥「俺たちで育てるか」
ん??なんて??
俺たちの戦い(育児)はこれからだ!なラストは誰が予想できた??
いや赤ん坊の泣き声が聞こえてきたところで察しは付きましたよ。これ、オタクが二次創作で100万回見たやつだ!って。
あの赤ん坊、永流&草臥の愛の結晶の概念か?とか思っちゃったよ。いやあながちこれ間違ってないのでは……宮野さんと福士くんのラブラブっぷりを知っているからこそ余計に面白かったのもある。果たしてあそこで笑いが起きるのが正解なのかはわからんが、めちゃくちゃナチュラルに「一緒に育てるか」じゃないんよ……オタク笑っちゃうじゃん……
真っ白い衣装で赤ん坊を抱きかかえてる永流、聖母か??
シリアスになりかけたところにオギャー!オギャー!「俺たちで育てるか」でフッと軽くなるというか、あの急転換で気が抜けて終わるような変にエモエモしないところが私は好きですね。
・宮野真守さんの草臥
これに関しては語ることがありすぎるんですけど、まだまだ語る機会はあるので今回は簡潔に済ませますね!
あの…観た方はわかるかもなんですが、昨日の宮野さん公式のこれドキッとしませんでした?
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お着替えシーンがあるとは思わんやん?一旦捌けてから着替えて出てくると思うやん?その場で??1枚、2枚、黒!!二の腕!!アワワワワワ……ってなっちゃったじゃん……めちゃくちゃ一瞬でしたけども……手を横に伸ばしてお着替えさせてもらってるの可愛かったな。でも草臥について一番最初に言うことは絶対これではない。
麗羽との濃厚な絡みとかね、今度はオペラグラス持っていってじっくり見よ……
でも宮野さんがすごいのは、最後列からでも表情が伝わるんじゃないかってくらい表情豊かで顔面がめちゃくちゃ動くところで。本当に舞台向きだと思う。草臥さんのコロコロ変わる表情からずっと目が離せない……カワイイ……
楽曲に合わせた多彩な歌声も、ちょっと抜けてて憎めないお茶目さも、とにかくよく喋るところも、太陽みたいにその場を明るく照らすところも、人が大好きなところも。当て書きしてもらった宮野さんの魅力全部乗せみたいなキャラクターなのに、宮野さんじゃなくて草臥でしかないんですよね。確実にあの街に息づいてる草臥さんでした。既に大好きになっちゃったな。
その他のキャストの皆さんについても書きたかったんですが、長くなったので次回以降に持ち越したいと思います。皆さん素晴らしかった!
なんというか、良い悪いの話ではなく、すごく“初日!!”という感じがしたなあ。これからこの舞台がどれだけ熟していくのか楽しみでしかない 。
あ、そうそう、座席と見え方について書き忘れてたので一応記録として残しておきます。
座席は1階席10番代の列、上手寄りの通路側。初日としてはうってつけな丁度良く観やすい席でした。隣がいかにもコッテコテ大阪おばちゃんって感じの2人組だったのも楽しかったな。誰のファンでもなく新感線が好きな方たちっぽかったのですが、宮野さんのこともお褒めいただけて光栄です!
パンフレット、クソでけえ!
と思ったけど髑髏城パンフとか王家の写真集と同じサイズでしたね。持ち手付きの袋に入れてくれてるのでバッグに入らなくても大丈夫です。
たぶん他にも書き忘れてること色々ある気がするな〜〜まあいいや、思い出したらまたその時に書きます!
とりあえず今回はここまで。
読んでいただきありがとうございました!